個人差が大きいのが男性の更年期。生活習慣で改善が期待できる
もしかして更年期?Check
□ 仕事や人間関係にストレスを感じる
□ 不規則な生活で寝る時間、食事時間が乱れがち
□ 体調がすぐれず、気持ちがあがらない
□ 寝つきが悪い。睡眠が浅い
□ 不安やさみしさを感じる
□ ひげの伸びが遅くなった
□ 性欲や勃起力が減退した
□ 最近「朝立ち」がめったにない
●2,3つあてはまったら要注意
上記の項目はすべて、テストステロン低下による男性更年期障害の症状で、2、3つ以上当てはまったら要注意。改善したい場合は泌尿器科など男性更年期の治療を行う医療機関へ。
以前より怒りっぽくなった。他人の失敗が許せないときがある(49歳)
A テストステロンが過剰に出ているせい。よい睡眠をとってホルモン分泌を安定させて。
テストステロンは攻撃性を高める働きがあるので、明らかに怒りっぽくなったなら何らかの原因でテストステロンが過剰に出ている可能性も。まずはよい睡眠をとり、日中は軽く運動をしたり楽しいことをして。そうするとホルモン分泌も正常化します。
もう仕事は消化試合みたいにこなしてるだけ……(49歳)
A テストステロン不足かも。肉や魚、大豆を意識して食べてみて。
意欲が低下するのは。更年期でテストステロンが減っている可能性大。性ホルモンを増やすには、原料となるコレステロールとたんぱく質をしっかりとるべき。肉や魚、大豆製品を、最低でも1日100g食べることを意識しましょう。
女性が好きで、キャバクラやラウンジに行っていたが今は面倒(48歳)
A 女性に興味がなくなるのは更年期のサイン。
女性への興味がわかない、意欲の低下などメンタルの不調もあれば、いわゆる男性の更年期の可能性大。運動でテストステロン増加を目指すのもアリですが、改善したいなら泌尿器科でのテストステロン補充などで治療を。
朝立ちが弱くなっている気がする……(47歳)
A 動脈硬化や糖尿病などの病気が隠れているかも。泌尿器科に相談してみて。
朝立ち、つまり早朝勃起は健康の証(あかし)で、60代でもするのが普通。朝立ちしなくなってきたら動脈硬化が進んできたり、テストステロンが減ってきたりすることが原因と考えられます。医師に相談を。
<教えてくれた人>
医学博士 関口由紀さん
女性医療クリニック・LUNAグループ理事長。世界標準の女性医療を目指す。近年。男性更年期の治療にも力を注ぐ。
参照:『サンキュ!』2024年12月号「女と男の見た目と体の悩み、解決スペシャル」より。掲載している情報は2024年10月現在のものです。
編集/サンキュ!編集部
配信: サンキュ!
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