高齢者として免許更新に臨んだ結果
70歳以上になると、免許証の更新の際に高齢者講習というものがおこなわれます。そして、さらに75歳以上になると認知機能検査が加わります。免許を取得して以来無事故無違反のゴールド免許だった父ですが、ドライブシミュレーターを使ったところ、あちこちで危ないという状態になってしまったそうです。シミュレーターの画像自体が少し普段の景色と見え方が違うので、多少はわかりにくくなるものだそうですが、それにしても「ヒヤリ・ハット」が多かったとのこと。
また、認知機能検査の結果、瞬発力が思った以上に落ちていることが判明しました。そうは言っても合格ラインだったため、免許証の更新自体はできたのですが、思った以上の認知能力の低下を痛感し、父が落ち込んでいたのは言うまでもありません。
日ごろから、以前と比べて動きが遅くなっていたり、耳が遠くなっていたりといった、いわゆる「高齢者化」が進んでいるなとは思っていましたが、実際に数値として見ると、高齢者が運転するというのは通常よりもさらに危険度が増すものなのだなと思いました。
まとめ
日常生活を見ていて、父の衰えに気づいてはいた私。しかし、本人はもちろんのこと私自身も、思っていたよりも父の認知機能が衰えているという結果に驚きました。高齢者の事故というのはよくメディアでも見かけますが、見せてもらった平均値のデータを見ても、徐々に下がって行くグラフが高齢者になるころにぐんっとその下げ幅が広くなります。車は便利ですが、一方で人の命をも奪いかねない危険なものです。いつまで運転をするのか、そういったことも今後家族の中でしっかり話し合っていかなければいけないと思うきっかけになりました。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:小沢ゆう/40代女性。長野県在住。低体温&極度冷え症脱出めざして、温活に夢中。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年11月)
著者/シニアカレンダー編集部
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配信: 介護カレンダー
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