病気のリスク増も!?「海苔」を食べすぎるとどうなるか、メリット&デメリットを解説

病気のリスク増も!?「海苔」を食べすぎるとどうなるか、メリット&デメリットを解説

海苔に含まれる栄養素には、健康に役立つ作用がある反面、とり過ぎてしまうと体調をくずす危険性もあるのだとか!

管理栄養士と食生活アドバイザーの資格を持つライターのゆかりさんに、海苔の食べ方によって体にどのような悪影響が及ぶのかと、1日に食べてもいい量の目安について紹介してもらいます。

不調改善やダイエットに!海苔を食べる「メリット」

おにぎり、手巻き寿司、いそべ餅といった主食や、薬味、味噌汁、パスタなどとも相性のよい海苔は、私たち日本人にとって身近な食べ物のひとつです。

そんな海苔は、海の中で養殖されたスサビノリやアサクサノリなどの海藻を乾燥させた食品で、「海の野菜」と呼ばれるほど豊富に栄養素を含んでいます。

乾燥させただけのものを「干し海苔」、それを焦げない程度に高温短時間で焼いたものを「焼き海苔」、さらに焼き海苔に調味料で甘辛く味付けした「味付け海苔」といった種類があります。その中から、本記事では焼き海苔を中心にご紹介します。

焼き海苔1枚(3g:約21cm×約19cm)に含まれている栄養素の中で、とくに多く摂ることができる主な栄養素は次の通り。

・ビタミンB12
・ヨウ素
・ビタミンK
・葉酸

なかでも、とくにビタミンB12が多く、1日の成人の推奨量(ほとんどの人が必要量を満たす量)の70%ほど含んでいます。

ビタミンB12の主な働きは、正常な赤血球をつくったり、脳神経を正常に保つことなどがあります。また、栄養剤に含まれている成分でもあることから、眼精疲労、肩こり、神経痛の改善にも役立つといわれています。

そのほかの栄養素の働きには、

・基礎代謝の促進(子どもの場合は、成長促進)
・骨を丈夫にする
・動脈硬化や心臓病を予防する
・体のたんぱく質や細胞をつくるのを助ける

といった、健康を増進したりダイエット中には欠かせない働きがあります。

このように上手に海苔をとり入れることで、生活習慣病を予防したり、美容に役立てることができます。

甲状腺機能や便の異常も?海苔を食べすぎる「デメリット」

多くのメリットが得られる海苔ですが、過剰に摂取したり体質によっては思わぬデメリットが生じることもあります……。

●甲状腺の病気のリスクが高くなる
ヨウ素は、甲状腺ホルモンの材料となる栄養素ですが、適量であれば代謝を促進するなど体にメリットを

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