このご時世、お金を貯めている人みんながやっていることって?お金を増やす「ハイブリット型家計」を解説

このご時世、お金を貯めている人みんながやっていることって?お金を増やす「ハイブリット型家計」を解説

給料はなかなか上がらないのに、物価はどんどん上がる。節約しても、物価の上昇に追いつけない。こんなご時世にお金を貯めたり、ましてや増やしたりするのは無理!って、思いますよね。

でも、しっかり貯めて、ちゃっかり増やしている人もいるのです。そういう人たちは、必ずと言っていいほど投資をしています。

全国の主婦を取材して、お金に関する記事を数多く手がける村越克子さんが、お金を貯めている人と投資との関係を解説します。

節約だけではお金は貯まらない

スーパーに買い物に行って、いつもだいたい同じようなものを買っているのに、レジで請求される金額が多い…と感じることはありませんか?そう感じるのも無理はありません。物価が上がっているからです。食料品だけではなく、電気代、ガス代など、生活に欠かせない支出が値上がりしています。

日銀が行った「生活意識に関するアンケート調査」によると、1年前と比べて物価が上がっていると答えた人は94.7%。なかでも、支出が増えてものとしてもっとも多かったのが「食料品」(54.0%)で、次が洗剤や雑貨などの「日用品」(35.0%)となっています。

約95%の人が、物価上昇を感じている今、節約するだけではお金が貯まらないのが実情のようです。

貯金だけではお金は増えない

メガバンク3社の定期預金金利は0.125%(※)。つまり、100万円を1年間預けて約996円(税引き後)増えるということです。金利は上がる傾向にあると言われていますが、それでも、残念ながらこの程度なのが実情。

節約をがんばって支出を減らして、浮いたお金を貯金しても、貯金した金額分は貯まりますが利息がついて「増える」のはなかなかむずかしいようです。

※2024年10月現在の1年ものの定期預金金利

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