東京都在住の60代女性・Iさんは20年ほど前、電車で見知らぬ男性に助けてもらったことがある。
当時20歳くらいだったIさんの娘が具合が悪くなってしまい、車内で嘔吐。
Iさんは慌てて汚れが広がらないようにしたのだが……。
<Iさんからのお便り>
あれは娘が20歳くらいの時でしょうか。
電車で5駅程の所へ一緒に買い物に出かけました。
ランチを楽しみ、ショッピングをしての帰り道。あまり体調が良くなかった娘が、駅で具合が悪くなってしまったのです。
少しベンチに座って休みましたが、近くと言う事もあり家に帰って寝かせようと思い電車に乗りました。この判断が間違っていました。
2駅すぎたところで…・
2駅乗ったところで娘が嘔吐してしまったのです。
私は床の汚れが拡がらないように慌てて手持ちのティッシュ等で何とかしようとしたのですが間に合うはずもありません。
その時近くに立っていた男性に声をかけられました。
その人は旅行帰りで、タオルや着替えのTシャツまで使ってくださいと渡してくれたのです。
おかげで汚れをきれいに拭き取りビニール袋に詰める事ができました。
男性は私達の降車駅一つ前で降りて行かれました。もちろんお礼は言ったつもりでしたが、今考えると慌てていたので十分ではなかったと思います。
ほんとに助かりました。ありがとうございました。
もう20年以上前の話です。私も困っている人には出来る限り親切にしようと心掛けています。
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