時効だから話せる、ちょっと信じられないかもしれない会社での体験談です。
不正なお金が動いていた…
私がかつて勤めていた会社では、「預かり金」という名目で不正なお金が保管されていました。二重帳簿のようなかたちで、責任者の指示のもと、日常的におこなわれていたのです。まるで会社の秘密の隠し口座みたいでした。
ある日、国税の査察が入りました。会社の不正が明るみに出るかと思いきや、当時の社長と私の所属していた事業部の部長が驚くべき行動に出ました。なんと、不正のすべてを部下のせいにしようと画策し始めたのです。
社員のミスにすり替えた!?
「預かり金」の不正は、課長や副課長が独断でおこなったことにして、数人の営業社員に責任を負わせました。会社ぐるみでおこなわれていた不正を、数人の社員のミスにすり替えようとしたのです。
結果、会社は重加算税を少し取られただけで、マスコミには知られずに済み、会社は生き残りました。しかし、指示に従っただけの数人の社員が会社を去ることになったのです。まるでトカゲのしっぽ切りです。
配信: 介護カレンダー