変遷するクリスマスデコレーション【フランス】

クリスマスマーケットのスタンドや臨時の遊戯施設が設置されてきたブルゴーニュ地方。

2024年のクリスマスが大きな足音を立てて近づいてきています。
11月末から街では飾り付けやイルミネーションの準備が始まり、クリスマスマーケットのスタンドや臨時の遊戯施設が設置されていきました。

このクリスマスマーケット、街によってコンセプトの違いがあったり、大小の変遷が見られるのです。
その例がブルゴーニュ地方のディジョン市のスタンド(出店)。
これまで丸太小屋のようないわゆる「北欧風」のスタンドが並んでいました。
しかし、2024年、メインストリートのリベルテ通りには「シャレ・ア・コロンバージュ」という木骨構造風の小屋が登場しました。

ベージュの壁に渋目の赤色の木組み模様が外側に見えるスタイルです。
これは「ディジョンのアイデンティティをより表わしている外観のものにしよう」というコンセプトによるもの。
実際中心街には木骨構造の伝統的なスタイルの建物がいくつも見つかります。

大人たちは2024年のクリスマスをどこで誰と過ごすかのオーガナイズやプレゼントの手配に自然と歩調が速くなります。
そして子供たちやスイーツ好きは、中心広場にあるシックな5つ星ホテル「La Cloche」(ラ・クロッシュ)の窓に登場したアドベントカレンダーを模したデコレーションを見て、家にある自分のアドベントカレンダーの箱を思い出し、今日の日付が書かれた窓の中に入っているチョコレートの大きさを想像するのです。
2024年も残りあと僅か、日常生活に追われ、物価高やストライキ等に翻弄されながらも癒しや楽しみを見つけ続けたいものです。

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実際に海外で生活しているライターが普段生活する上でのびっくりするような日本と違うところを発信する「ワウネタ海外生活」。 グルメ、お買い物、オススメの観光等、観光客ではなく生活する人の目線でお届け!
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