「あなたの車にぶつけられた」駐車場に残されたメモ…身に覚えのない事故、どう対処するのが正解?

「あなたの車にぶつけられた」駐車場に残されたメモ…身に覚えのない事故、どう対処するのが正解?

●その場では即答しない

——突然の賠償請求、その場でどう対応すれば良いでしょうか。

相手方から被害を訴えられているご本人はなかなか冷静になれず、落ち着いて考えればおかしいと分かることでも、相手方から強く物を言われている最中には、疑問を感じつつも、相手方が言っているような大変なことになったら困る、家族などに迷惑がかかったらどうしよう、といった心配から、ついつい相手方の不当な要求に応じようとしてしまうことがあります。

このような被害を避けるために心がけて頂きたいのは、相手方から金銭などの要求があった場合、その場での回答はしない、ということです。周りの人や家族に相談してから返事をします、と言うなど、即答を求められても応じないようにして下さい。

そして、本件のように親に相談するといったワンクッションをおけば、例えば弁護士に相談するといった対応も可能となります。

【取材協力弁護士】
坂田 信太(さかた・しんた)弁護士
早大法卒。2005年弁護士登録。2012年東京弁護士会常議員、日本弁護士連合会代議員。交通事故(被害者側・加害者側)、その他の損害賠償事件のほか、一般民事事件(貸金、請負、不動産等)及び家事事件(離婚、親子関係、相続等)などを手がける。近時は自治体からの成年後見業務依頼が増加。
事務所名:ひびき綜合法律事務所
事務所URL:http://www.hibiki-law.gr.jp/

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「専門家を、もっと身近に」を掲げる弁護士ドットコムのニュースメディア。時事的な問題の報道のほか、男女トラブル、離婚、仕事、暮らしのトラブルについてわかりやすい弁護士による解説を掲載しています。
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