家庭でできる感染症対策
感染症対策の基本は、「感染経路を遮断すること」「感染源を取り除くこと」「免疫力を高めること」です。
インフルエンザや感染性胃腸炎などを持ち込まないようにするために、ご家庭でできることをご紹介します。
手洗いとうがいの徹底
手にウイルスや細菌が付着していても、手洗いを徹底すれば洗い流してしまえます。
小まめに手洗いすることで、感染リスクを抑制することが可能です。
帰宅時やご飯を食べる前・トイレの後などは必ず手を洗いましょう。
重要なのは、手の甲や指の間、爪の先までしっかりと洗うこと。
子どもはぱぱっと手を洗いがちなので、保護者がしっかりとチェックしてください。
きちんと手洗いしようと思ったら、15~30秒程度はかかるはずです。
またうがいをすれば、口腔内の細菌やウイルスが体内に入るのを防げます。
特に風邪やインフルエンザウイルスが流行する秋・冬は、うがいを習慣化することが重要!
帰宅したら、必ずうがいすることを徹底しましょう。
なお正しい手の洗い方は、以下からチェックしてみてください。
【正しい手洗い(手指衛生)の方法 | 国立成育医療研究センター】
適切な除菌
ウイルスが付着した恐れのあるものは、なるべく早急に除菌しましょう。
バッグやスマホは、帰宅するたびに除菌シートなどで拭くのがおすすめです。
またウイルスは、衣類にも付着しているかもしれません。
帰宅後は速やかに着替え、外で着ていた服は家の中で着用しないようにしましょう。
外で使用していた使い捨てマスクは、帰宅したらすぐに捨ててください。
規則正しい生活・バランスのよい食事・睡眠
ウイルスが体内に侵入しても、免疫力が十分であれば、ウイルスの増殖を抑えたり早い段階で排除したりできます。
感染症の流行が懸念される季節は、免疫力を高める暮らしを心がけましょう。
免疫力を高めるために重要なのは、規則正しい生活を心がけ、栄養バランスのよい食事を摂ること。
また毎日十分な睡眠時間を確保して、適度に運動することも必要です。
健康的なライフスタイルを維持することが、免疫力を高めることにつながります。
特に子どものうちは獲得免疫が未熟であるため、感染症にかかりやすい状態です。
免疫力アップを期待できるヨーグルトや納豆といった発酵食品を、積極的に取り入れてみてください。
また予防接種をきちんと受けると、重症化を防ぎやすくなります。
感染症の流行状況を知りたい方は、NHKのWEBサイトがおすすめ!
全国の感染者数推移や、都道府県ごとの感染者数が分かります。
【約20種類の感染症 感染者数の推移・全国比較 最新ニュース – NHK】
参考:子供の免疫力を高める方法6選!免疫機能の特徴を知って風邪に負けない体を育てよう|自然免疫応用技研(株)
まとめ
新型コロナウイルス感染症のニュースは減っていますが、感染症そのものがなくなったわけではありません。
手洗いやうがいは必ず行い、ウイルスを体に入れないようにすることが大切です。
これから年末・年始にかけて、楽しいイベントがたくさんあります。
家族みんなが健康で楽しい時間を過ごせるよう、普段から感染症対策を徹底しましょう。
文/カワサキカオリ
配信: ASOPPA!
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