野菜のプロが解説!水菜をスーパーで買うときにおいしいものを見分けるコツとは?

野菜のプロが解説!水菜をスーパーで買うときにおいしいものを見分けるコツとは?

朝晩の冷え込みが進むとともに味が濃くなる水菜は、例年11月頃から年明け2月頃にかけて旬を迎えます。生で食べてもよし、鍋物に入れてもよし、と使いやすい野菜ですが、全体的に色がうすい野菜で見た目の特徴が少ないので、スーパーで買うときは適当に選んでしまっている…という人も多いかもしれません。

今回は、野菜ソムリエ・食育インストラクター・気象予報士として活躍する植松愛実さんに、ハズレの水菜を買わないために見るべきポイントを教えてもらいます。

まずは緑と白のコントラストをチェック!

売り場で水菜の状態をチェックするとき、もちろん葉がしおれていないかなど基本的な確認はしていただきたいのですが、そのときに葉の色と茎の色の「差」にも注目してください。葉の緑と茎の白の、色の「差」が大きく、コントラストがハッキリしているものがおすすめです。

また、茎の白だけでなく、葉をとおっている網目状の白いスジ(葉脈)とのコントラストも重要。葉脈がくっきりハッキリ見えているものを選ぶようにしましょう。

細いか太いかは用途にあわせて!

水菜を含め、葉物野菜は茎の太さを見て判断して、選ぶものが多いですよね。ふつうは野菜の種類によって、茎が細いほうがおいしいか太いほうがいいか変わるのですが、水菜の場合は用途によってどちらがおすすめか変わってきます。

サラダやつけあわせとして生で食べるのであれば、細いほうがおすすめ。茎が細い水菜は、やわらかくてクセがなく食べやすいものが多いです。一方、鍋物など加熱して食べる場合は、太いほうがおすすめです。茎が太いと水菜本来の味や香りがしっかりしていて、加熱したあとでも風味が飛びにくいためです。

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