かかりつけ医や長男など、本人が「助言を聞き入れそうな人」に頼むのも手
「お義母さんもこの人の助言なら耳を貸す」という人はいませんか?例えばかかりつけ医などに相談して「何か病気が潜んでいるかもしれないから」と助言する役割を頼んでみてはどうでしょう。それでも難しいときは、自治体の認知症初期集中支援チームに力を借りる方法もありますよ。
●認知症初期集中支援チームって?
医療や介護の専門職が家族の要請などにより、認知症が疑われる人や認知症の人の自宅を訪問し、自立生活のための初期支援を集中的に行うチームのこと。適切な医療・介護サービスにつながっていない場合は早めに相談を。地域包括支援センターが窓口。
介護は「マネジメント」。親との関係性や性格に合わせて対策を練るとGOOD
仕事で厄介なお客さんっていますよね(笑)。そういう人に対応する気持ちで、程よい距離を取りつつ、親の性格や行動パターンに合わせて作戦を練るのがうまくいく秘訣。例えばお義母さまがお得情報がお好きなら、うそも方便で「来月まで認知症の検査が無料だって」と誘ってみるのも手ですよ。
<教えてくれた人>
介護・暮らしジャーナリスト 太田差惠子さん
30年以上にわたって老親介護の現場を取材。仕事と介護の両立や遠距離介護など、リアルで役立つ情報を各メディアでわかりやすく発信中。近著に、お笑いタレント・安藤なつさんとの共著『知っトク介護 弱った親と自分を守るお金とおトクなサービス超入門 第2版』(KADOKAWA)。
参照:『サンキュ!』2024年12月号「どうしよう!実家と親のモンダイ」より。掲載している情報は2024年10月現在のものです。
編集/サンキュ!編集部
配信: サンキュ!
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