簡単だけど…思ったよりも工程が多い「マルチハンガー」の組み立て
キャンドゥ家具の「マルチハンガー」は工具なしで簡単に組み立てられるように設計されています。しかし、パイプの切り口などは危険なので素手で触らず、組み立ては軍手などを着用してケガのないように十分に注意して行ってください。
組み立て工程…1
「マルチハンガー」の下部に配置されている棚を作るための棚布(大)と棚布(小)の両端に(1)パイプをそれぞれ計4本差し込みます。これが布製の棚になります。
組み立て工程…2
台座(大)2つと先にパイプを通した棚布(大)、さらにパイプを2本棚布(大)の下を通すように組み込みます。
組み立て工程…3
次に棚布(小)に通したパイプ2本にプラスしてパイプ1本を棚布(小)の下を通して1本配置し両サイドに台座(小)を2本組み合わせて、上段の棚を作ります。上の写真は棚を裏側から見たところです。
組み立て工程…4
先に組み立てた台座(大)=下段の棚の裏側の四隅にキャスターを取り付けていきます。キャスターはロックあり2つとロックなし2つなので、設置する位置などに合わせて取り付ける位置を考えておくとよいでしょう。
組み立て工程…5
キャスターを取り付けた下段の棚の四隅に(2)パイプ(中)を差し込んでいきます。なお「マルチハンガー」のパーツは強度が弱いので、体重かけて無理矢理押し込んだりすると破損することがあるので注意してください。
組み立て工程…6
下段の棚の四隅にパイプを差し込んだら、先に作っておいた上段の棚を取り付けます。これでだいぶん棚っぽくなりました。
組み立て工程…7
さらに上段の棚の四隅にパイプを差し込んでいきます。かなり高さが増してきたのではないでしょうか。キャンドゥの商品でもっとも背が高いのでは?
組み立て工程…8
差し込んだパイプの先端に短い(3)パイプとジョイント(T字)を組み合わせたものをはめ込みます。当然、両サイドなので2カ所に同じ作業が必要です。
組み立て工程…9
長い(1)パイプ5本とジョイント(V字)2つを組み合わせて、写真のような「マルチハンガー」の最上部のパーツを組み上げます。
組み立て工程…10
先に組み立てておいた最上部のパーツをジョイント(T字)の上にはめ込みます。高さが約158cmになるので、かなりの大きさです。
組み立て工程…11
最上部の両サイドに短い(3)パイプを取り付けて、キャップをしたら完成です。当然、これも左右両方で行います。
組み立て工程…12
完成したキャンドゥ家具の「マルチハンガー」。高さ約158cm、幅約83cm、奥行約43cmとかなり大型。ただし、耐荷重がハンガー部約3kg、棚は上段が約1kg、下段が約1kgと少なめなので、この点には注意が必要です。
玄関からリビングに向かう廊下の突き当たり、ある意味作り付けのクローゼットのすぐ横に配置した「マルチハンガー」。横幅を調整するために左右の短いパイプは撤去しています。
クローゼットの扉を開けて、閉めるという2アクションがなくなるだけで……
我が家の玄関からリビングに向かう廊下には、作り付けのクローゼットがあります。上に掲載した写真の右手に写っている扉がクローゼットです。それでも筆者はキャンドゥ家具の「マルチハンガー」を設置しました。理由は単純。おそらくクローゼットの扉を開けて、閉めるという2アクションが面倒で、家族のほとんどが、このクローゼットを日常的には利用していなかったのです。この生活導線を変化させるための「マルチハンガー」導入でした。
玄関からリビングに行く際に上着類がかかっているのが絶対に目に入る位置に配置したことが予想以上に強い効果を発揮しました。
配信: LASISA