東京国立博物館にあそびばが登場!親子で気軽に楽しむ場所を目指して

東京国立博物館の「あそびば」レポート


東京国立博物館 本館

東京国立博物館の「あそびば☺とーはく!」は、0〜12歳のお子様と親御さんが自由に遊べるスペースです。完全個室で授乳やおむつ替えができるベビーケアルームもあり、赤ちゃんも一緒に来場できます。

会場内は撮影OKなので、家族の思い出を残せますよ。
※他のお客様が写り込まないよう配慮するなど、ルールを守ってご利用ください。

筆者は、11月の休日に、夫と3歳の娘とともに会場を訪れました。休日は予約制のため、予約サイトから午後の回に申し込みました。

予約は、利用日当日の9時30分〜16時30分に予約サイトまたは会場の端末で行います。筆者は9時30分に予約しましたが、午前中の回はあっという間に満員になりました。


会場に到着する頃には、当日の予約は終了していました。

13時前に東京国立博物館に到着すると、大勢の人で賑わっていました。会場は、本館1階の特別5室です。建物の正面エントランスを入って右手にあります。

「あそびば☺とーはく!」の入り口に向かうと、奥にカラフルで楽しそうな空間が広がっていて、娘は「早く遊びたい」と気が急いている様子でした。


「あそびば☺とーはく!」入り口

「あそびば☺とーはく!」とーはく古墳


中央のグリーンのステージが「とーはく古墳」

中に入ってまず目に入るのは、全長約12メートルもある「とーはく古墳」です。動物や花をかたどったクッションで遊べます。

「埴輪(はにわ)踊る人々」のユニークなクッションも人気で、一緒に撮影しているお子様もいました。


「とーはく古墳」の階段

「とーはく古墳」の階段は、角の部分が柔らかい素材で保護されているので、小さなお子様も安心して遊べます。

「あそびば☺とーはく!」こども遺跡(ボールプール)

会場内で特に賑わっていたのが「こども遺跡(ボールプール)」です。

ボールプールには埴輪のぬいぐるみなどが隠されており、子どもたちが考古学者となって宝物を探します。

泳いで遊ぶ子もいれば、宝物を発見して親御さんに報告する子もいて、思い思いに楽しんでいました。
※「こども遺跡(ボールプール)」の対象年齢は2歳以上です。

「あそびば☺とーはく!」リラックスエリア


リラックスエリアのぬり絵コーナー

「あそびば☺とーはく!」には、身体を動かすだけでなく、本を読んだりぬり絵をしたりするエリアもあります。

子ども向けの本は200冊以上あり、英語、中国語、韓国語など多言語版も揃っていました。本館1階のミュージアムショップで購入できます(一部例外もあります)。

ぬり絵コーナーには、小さなお子様が握りやすいクレヨンが用意されています。娘はぬり絵が好きなので、夢中で描いていました。

他にも、バラバラになった埴輪を組み立てる「はにわパズル」がありました。


カームダウンスペース

また、特徴的だったのは、気持ちを鎮めるための個室「カームダウンスペース」があることです。刺激から離れたい時に利用できます。

中に入ってみると室内は薄暗く、ビーズクッションや気分を落ち着けるアイテムが置かれていました。ヘッドホンで音を遮断したり、感触遊びに集中したりすると、気持ちを緩めることができます。

このように、「あそびば☺とーはく!」は、元気に動き回りたい子も、落ち着いて好きなことに集中したい子も、自分に合った過ごし方を見つけられる場所だと感じました。

赤ちゃんのお世話ができるエリアも


ベビーケアルーム

「あそびば☺とーはく!」には、赤ちゃんのお世話ができる設備もあります。

ベビーケアルームは完全個室で、授乳やおむつ替えができる部屋です。女性に限らず、男性も利用可能です。会場内に設置されているので、空いていれば必要なタイミングですぐに使えます。


ベビーエリア

また、ベビーケアルームのそばには、1歳以下のお子様だけが利用できるベビーエリアがあります。赤ちゃん用のおもちゃや絵本で遊べますよ。

お子様が口に入れたおもちゃは、スタッフが定期的に清掃を行い、安心して使えるよう配慮されていました。