おしりの痛み、もう我慢できない!いぼ痔「外痔核」の原因と対策、今すぐできる対処法【医師解説】

おしりの痛み、もう我慢できない!いぼ痔「外痔核」の原因と対策、今すぐできる対処法【医師解説】

外痔核の主な原因

基本的に外痔核の明らかな原因は判明していません。しかし原因として、長時間同じ姿勢でいること、下痢や便秘で排便時にいきんでしまうことなど、肛門に圧をかけることで血液循環が悪くなって生じると考えられています。

またスキンタグは、内痔核が悪化して「嵌頓痔核(かんとんじかく)*¹」という状態になった後や血栓性外痔核になった後、切れ痔による炎症など、痔に罹患したことが原因で生じることが多い傾向です。

*¹嵌頓痔核……急激に悪化した内痔核。肛門から脱出して戻らず、さらに肛門で締め付けられることでうっ血しており、激しい痛みを伴う

外痔核の痛みを和らげる!家庭でできる応急処置

血栓性外痔核の説明で述べたように、外痔核は強い痛みを生じることが特徴です。そのため、急に痛みを感じて病院を受診しようと思っても、診療時間外だった! ということも。

ここからは、自宅でできる外痔核の応急処置を紹介します。

<外痔核の応急処置>
・痛み止めを飲んで膝を軽く曲げて横になり、体の力を抜いて安静にする
・出血している場合、まずはティッシュなどで押さえて止血する(目安10分)
・お風呂に浸かる、カイロで患部を温めるなどして、おしりの血行を良くする

外痔核の場合、痛みのピークは1時間程度です。長時間痛みが続く場合は血栓性外痔核の可能性が高いと考えてよいでしょう。

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