こんな症状が出たら要注意!外痔核の受診サイン
外痔核は痛みがあるのが特徴で、痛みとともに出血の症状も確認したため受診したという方も多いです。肛門に強い痛みや腫れ、しこり、出血などがあれば、まずは一度肛門科を受診しましょう。
また、症状が初期(軽度)の場合は、ひとまず市販薬の使用で様子をみることも可能です。外痔核に対する市販薬では、坐薬・注入軟膏・内服薬などがあります。市販薬で様子を見る場合は1週間を目安として、早めに肛門科を受診しましょう。
外痔核の治療方法
血栓性外痔核の場合、まずは薬物療法から取り組み、「痛みが強い」「いつまでも改善しない」などの場合は、切除療法に切り替えます。
スキンタグの場合は、基本的に日常生活に支障がなければ特に治療の必要はありませんが、どうしても違和感がある、気になるという場合は手術により切除することも可能です。
ここからは、それぞれの治療方法を詳しく紹介しましょう。
薬物療法
血栓性外痔核の一般的な保存療法*²。生活習慣の見直しや薬の使用でいぼ痔を手術しないで治す、患者さん自身に負担やリスクの少ない治療法です。外用薬と内服薬を併用して患部の血流を促し、血栓を吸収。1週間程度で痛みがとれ、2~4週間かけて腫れが引いていきます。痛みが強い場合は、鎮痛剤も併用可能です。
*²保存療法……手術をおこなわずに症状の改善・緩和を目指す治療方法
切除療法
患部を切開して血栓を取り除く・切除する、といった外科的治療方法です。術後に痛みがあるため、2週間程度の入院が必要になることも。傷口は切除してから約1カ月で治ります。血栓性外痔核の場合、激しい痛みによって緊急手術となり、急遽切除療法で対処することになるケースもあります。
配信: 介護カレンダー