背中のストレッチ
(1)両手を胸の前で組んで、おなかをへこませながら息を吐く。
(2)息を吐きながら両手を前に押し出す。
両腕で大きなボールを抱えるようなイメージで、背中を丸める。
(3)両手を胸に寄せて(3)に戻る。
(4)10回ほどくり返す。
呼吸筋ストレッチのポイント
呼吸筋ストレッチを行う際は、ゆっくりと大きな呼吸を心がけましょう。ゆっくりとした腹式呼吸を行うことで、副交感神経の働きが優位になって筋肉の緊張がほぐれ、よりストレッチの効果があらわれやすくなります。
また、これはストレッチ全般にいえることですが、1日数分でもいいので、できるだけ毎日継続して行うようにしましょう。習慣化することで、より効果を実感しやすくなります。とくに、長時間デスクワークなどで同じ姿勢が続く人は筋肉が硬くなりやすいので、こまめにからだを動かすことが大切です。
呼吸筋ストレッチで健康体を手に入れよう
普段はあまり意識しない呼吸筋ですが、実は心身の健康と大きな関わりがあります。そのため、ぜひ意識して鍛えたい筋肉です。
1日数分でいいので、ストレッチの時間を設けてみてください。ストレッチは、習慣化できるまでは、行うのが面倒になったり忘れてしまったりすることもあるかもしれません。しかし、今回ご紹介したストレッチは手軽にできるので、毎日仕事や家事育児に大忙しなママやパパにもおすすめしたい内容です。スキマ時間をうまく利用して、毎日続けられるように心がけましょう。
<参考文献>
※1 日本感性工学会論文誌「若年女性における呼吸エクササイズの自律神経活動への影響の分析」
※2 医療法人社団厚済会「【息苦しさ感じませんか?】理学療法士おすすめ呼吸筋ストレッチ」
PROFILE
ヨガインストラクター・ライター
高橋かなこ
2021年よりRYT200(全米ヨガアライアンス認定)修了インストラクターとしてオンラインを中心に幅広い年齢層へのヨガレッスンを担当。企業での事務経験から、デスクワークで疲れた部位や崩れた姿勢のためのレッスン組み立てを得意とする。自身のダイエット成功経験から、美しい体を作るためには食の大切さや思考も大切だと痛感。同じように悩む人に向けて精力的にメディアでの情報発信を行う。症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でもサポートを行っている。
配信: たまひよONLINE
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