ただの“飾り”じゃもったいない!「パセリ」って栄養あるの?食べた方がいい?【栄養士ライター解説】

ただの“飾り”じゃもったいない!「パセリ」って栄養あるの?食べた方がいい?【栄養士ライター解説】

付け合わせのパセリって食べる?食べない?

 揚げもの料理やサンドイッチなどに彩りとして添えられることが多い、パセリ。付け合わせのパセリを食べた方がいいのか、迷ったことはありませんか。独特の香りや、縮れた葉の食感が苦手で残してしまう人もいるかも知れませんね。この記事では、食べられずに放置されしまうことも少なくない、ちょっと気の毒なパセリの栄養にスポットをあてたいと思います。次は残さず食べてみようかな、という気持ちになっていただけたら幸いです。


▲香り成分にお口直し効果も。飾りとして楽しむだけでは、もったいない!

繊細な見た目から想像できないほど、高い栄養価あり!

 実は「香草」と呼ばれるハーブ類の中で、ズバ抜けて栄養価が高いのが「パセリ」です。

 体内でビタミンAに変換される強い抗酸化作用があるβ(ベータ)-カロテンを多く含む緑黄色野菜で、血液と骨に不可欠なビタミンK、肌や粘膜の健康に役立つビタミンC、鉄やカルシウム、カリウムなどのミネラル、食物繊維も豊富。付け合わせに添えられているパセリは1房程度で量が少ないため、こまめに食べることで栄養の恩恵を受けることができるのです。

 パセリ特有の香り成分は、消化促進や抗菌、口臭予防などの効果が期待できるアピオールなど。生の魚などに添えられているパセリは衛生的とは言えませんが、フライやサンドイッチなど料理の付け合わせとして出されたパセリは栄養面から考えると食べるのが正解と言えそうです。


▲オリーブ油と和えるキャロットラペにパセリを加えると、効率よく脂溶性の栄養素を吸収できます。

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