ただの“飾り”じゃもったいない!「パセリ」って栄養あるの?食べた方がいい?【栄養士ライター解説】

ただの“飾り”じゃもったいない!「パセリ」って栄養あるの?食べた方がいい?【栄養士ライター解説】

オリーブオイルやマヨネーズなど油を使った料理で栄養効果がアップ

 パセリに含まれる脂溶性の栄養成分(βカロテンやビタミンK)は、揚げものなどの油を使う料理、マヨネーズ、オリーブ油などと一緒に食べることで吸収率がアップします。

 オリーブ油を使うキャロットラペにたっぷり加えたり、フライの揚げ衣にプラスしたり。刻みパセリをバターに混ぜるハーブバターや、マヨネーズと和えてディップとして味わうのもおすすめの食べ方です。

実は秋と春がパセリの旬、たくさん買ったら冷凍保存を

 ハウス栽培などで年中手に入るパセリですが、旬は9~11月の秋と3~5月の春。旬のパセリは葉がやわらかくなるので、パセリが苦手な人も食べやすく感じるのではないでしょうか。

 パセリをたくさん買ったら、水洗いして水気をよく切ってから、茎を取り除いて葉の部分を食べやすい大きさにちぎり、フリーザーバッグなどに入れて冷凍すれば1カ月程度楽しむことができます。冷凍後、袋の上から手でほぐすとバラバラに砕け、ふりかけのようになります。スープのトッピングなど、ちょっと緑の彩りが欲しいときに必要量だけ使えて便利ですよ。

 なお、生のフレッシュなパセリを刻んで料理に使うときは、刻んだパセリを水にさらすと水溶性のカリウムやビタミンCが流出してしまいます。茎についた状態で水洗いしてから刻むようにしましょう。

※参考文献:杉田浩一ほか監修『新版 日本食品大事典』医歯薬出版株式会社,2017、名取貴光監修『新・野菜の便利帳 健康編』高橋書店,2016、白島早奈英・板木利隆監修『もっとからだにおいしい野菜の便利帳』高橋書店,2009、池上文雄ほか監修『からだのための食材大全』NHK出版,2019

(野村ゆき)

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