そもそも「ちゃんこ鍋」って何?
明治時代に始まったといわれる「ちゃんこ鍋」。ちゃんことは相撲部屋の料理番(ちゃんこ番)が作る料理のことで、ちゃんこ鍋もその1つです。
作り方は、鶏ガラベースの出汁に、肉や野菜、魚介類などの具材を煮込んで作ります。鶏ガラを使う理由はずばり、ゲン担ぎ。
牛や豚は4本足で立つことから、力士が手をつく=負けるイメージにつながってしまいますが、鶏は2本足でしっかりと立っているため縁起が良いとされています。
また、魚介類の出汁が使われない理由としては、魚には手足がないため、相手に「手も足も出ない」という意味になり、縁起が悪いとされているそう。
思わず「なるほど!」とうなってしまいますよね。
具材や味付けにルールはあるの?
ちゃんこ鍋には、“こうしなければいけない”といったルールはありません。
定番の具材は鶏肉のほか、白菜、人参、ネギなどの野菜や油揚げ、豆腐などです。ちゃんこ鍋によく入っている鶏団子は、その形が白星を連想させるため、多くの相撲部屋で使われているのだとか。
写真のように牡蠣を入れるのもいいですね。カボスを絞って食べれば、あまりのおいしさにお箸が止まらなくなってしまうはずです♪
また、味付けにも決まりはなく、醤油や味噌などさまざま。お好みの味付けで楽しんでみましょう!
配信: おうちごはん