2024年12月6日

京阪神の看護師が常勤で働く場合に最も給与が高いのはどの職場？

1.給与で最も高いのは大病院。以下、訪問看護、有料老人ホーム・サ高住。

京阪神エリアで就職を考えている看護師の常勤勤務における平均給与が最も高い事業は、提供された情報に基づくと、病院であると考えられます。大阪府の看護師の平均年収は約568万円で、全国1位となっています。

京都府も約532万円で全国11位、兵庫県は約530万円で全国12位と、京阪神エリア全体で看護師の給与水準が高いことがわかります。

特に大阪府の平均年収は飛び抜けて高く、2位の神奈川県・静岡県より約23万円も高い結果となっています。

また、大阪府の看護師の平均月給は38万7,900円で全国2位となっており、年収・月給ともに高水準です。

特に病院では500床以上の大病院が高くなっているようです。それに続き300床以上の病院が高い傾向にあります。

常勤看護師で事業別にみると、京阪神のデータではなく全国平均になりますが、病院に続き訪問看護、有料老人ホーム・サ高住、となります。

ただし、具体的な給与は個々の施設や経験年数、役職などによって異なる点に注意が必要です。

職場を選ぶ場合に給与以外で考慮すべきポイントは以下のようなことが考えられます。

①労働時間とシフト

勤務時間やシフト制度は非常に重要です。病院や施設によっては、夜勤や早番、遅番が多くなることがあり、これが生活リズムに大きな影響を与えることがあります。

特に、夜勤や交代制勤務が多い職場では体調管理やプライベートとのバランスを取ることが重要です。

また、勤務時間の長さや休憩時間の取り方（昼休みがきちんと取れるかなど）も確認しておくべき点です。

②職場の人間関係

看護師はチームでの仕事が多いため、職場の人間関係が非常に重要です。

特に、上司や同僚とのコミュニケーションがスムーズかどうか、職場の雰囲気や文化が自分に合っているかを確認することが大切です。

看護師の職場は、患者さんとの接触も多くストレスがかかることがありますが、支え合いの文化や精神的なサポートがある職場の方が働きやすいです。

③福利厚生

福利厚生は給与に直結しない部分ですが、健康保険や厚生年金、育児・介護休業制度、研修制度などが充実しているか確認することが重要です。

特に、長期的に働くことを考えている場合は、安定した福利厚生がある職場を選ぶことが望ましいです。

また、交通費支給や住宅手当、職員食堂、産休・育休制度など、実際に生活する上でのサポートがどのようになっているかも確認すべきです。

④教育・研修制度

キャリアアップの機会や研修制度の充実度も大切です。看護師としてのスキルや資格を向上させるためには、定期的な研修や学習支援がある職場を選ぶとよいです。

病院や施設によっては、最新の医療技術や看護技術に触れる機会が提供される場合もあります。学びを続けたい看護師には重要な要素です。

⑤職場の安全性

看護師は医療行為を行うため、職場の安全性にも注意を払う必要があります。

感染症対策や医療機器の取り扱いに関する安全教育がしっかりと行われているか、過重労働がないか、事故や労働災害のリスクが低い環境が整っているかもチェックポイントです。

⑥仕事の負担やストレス

仕事の負担（患者数、業務の複雑さ、日常の忙しさなど）や職場の精神的なストレスが自分に合っているかを確認しましょう。

過度な負担やストレスが続くと、バーンアウト（燃え尽き症候群）や精神的な健康問題が生じることもあります。

ストレス軽減策や休憩の取り方、業務の分担がしっかりしているかも確認が必要です。

⑦転職や異動の可能性

長期的なキャリアを考える際に、転職や異動のチャンスがどのように設けられているかも考慮に入れるべきです。

例えば、院内で異動が頻繁にある職場では、仕事の内容が頻繁に変わるため、柔軟性が求められます。

⑧患者との関わり方

看護師の仕事は患者との密接な関わりが多いため、患者対応にストレスを感じることもあります。患者の状態に応じて対応方法が異なりますので、その対応方法にストレスがないか、あるいはどれだけサポートがあるかを事前に調べておくとよいでしょう。

⑨勤務場所のアクセス

勤務先が自宅からアクセスしやすい場所かどうかも重要です。

特に交通費の支給や通勤時間が長い場合、日々の疲れや生活に影響を与えることがあります。