攻撃する
鳴き合ったりうなり合ったりするなかで、一方が「相手のほうが強そうだ」と感じると、相手に体側を見せる逃げやすい体勢をとり、隙を見て逃げ出します。ただ、この段階でどちらも引かなければ、一方がパンチや噛みつきなどの攻撃を始め、ケンカに発展してしまうのです。
猫同士にも相性があるため、猫を複数匹飼育していても必ず仲よくなるとは限りません。飼い主さんとしては、愛猫同士仲よくしてほしいと思うものですが、無理やり仲よくさせようとするのはNGです。
もし愛猫同士で今回ご紹介したようなしぐさをしたら、それは仲よくしたくない合図。無理に一緒にいさせようとせず、適度な距離をとらせてあげましょう。
お話を伺った先生/今泉忠明先生(哺乳動物学者 日本動物科学研究所所長)
参考/「ねこのきもち」2024年9月号『猫へ人へ「仲よくしたい」のアプローチ かわいいね ねこのあいさつ』
文/東里奈
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
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