時空を駆け巡って、路面電車に乗って
上/市内を走るかわいい路面電車 下/グラバー園の風景
“レトロ”、そうひとことで言えど、明治から昭和まで時代によってスタイルはさまざま。また国も日本だけでなく欧米もアジアもあり、どのレトロ?となるけれど、その全部が混ざり合って“レトロかわいい”のが、長崎という町。
路面電車で市内の観光スポットを散策してみると、石造りにアーチ型で有名な眼鏡橋ができたのは寛永11年と、江戸時代。こっくり古い木造建築の佇まいに恋する大浦天主堂やグラバー園、レンガ塀と石畳が旅情をそそるオランダ坂、愛らしい桃かすてらの「白水堂」は明治、九州最古の喫茶店「ツル茶ん」は大正。そして昭和の古きよき風景も、いまだにたくさん残っている。そう、この町はのんびりペースで、息するように、めくるめく時空を駆け巡れる。
【ツル茶ん 本店】
配信: OZmall