愛犬と初めて出会った日のことは、まるで昨日のことのように鮮明に覚えている飼い主さんも多いのではないでしょうか。
紹介するのは、X(旧Twitter)ユーザー@anzu1120さんの愛犬・あんずちゃん(撮影時、生後2カ月/柴犬)。この写真は、家族に迎えた初日に撮影した一枚だそう。あんずちゃんは、飼い主さんの膝の上で安心したようにスヤスヤと眠っていたようです。
飼い主さんに話を聞くと、あんずちゃんを初めて見たのはペットショップのホームページだったそう。そこには小さなあんずちゃんの姿が写っており、「なんてかわいいんだろう」と目を奪われたのだとか。
犬を実際にお迎えするとなると、飼い主さんはまず犬と暮らせる物件に引っ越す必要がありました。
引っ越しを終えてからあんずちゃんがいるペットショップに行こうと決めていた飼い主さんですが、引っ越しが完全に済むまでには半月ほど時間があったそう。「その間にお迎えする人が現れてしまうかも」と思っていたそうです。
ようやく引っ越しを終えた翌日、飼い主さんはドキドキしながらペットショップに足を運んでみることに。そこには、ずっと会いたかったあんずちゃんがいてくれたのでした。
飼い主さん:
「ホームページで見ていた写真よりも体が大きくなっていましたが、愛らしさは変わりませんでした。やっぱり『このコと一緒に暮らしたい。幸せにしたい』と思い、お迎えすることを決意しました。
冒頭の写真は、お迎えした日の夜に撮影したものです。すぐに私の膝に乗ってきて、そのまま安心したように寝てくれたことを覚えています。その姿を見たときに、『このコの一生を幸せなものにできるよう頑張ろう』とあらためて誓いました」
あれから月日は流れ、あんずちゃんは4才になりました(取材時)。どのようなコへと成長したのでしょうか。
あんずちゃんの4年後の姿がこちら! どんなコに成長した?
現在のあんずちゃんの姿がこちら。顔つきがおとなっぽくなり、体もすっかり大きく立派な成犬となっていることがわかりますね。
あんずちゃんは、子犬のころから「柴犬らしい性格で、警戒心の強いコ」なのだそう。散歩のときなどには人見知りや犬見知りを発動するようで、飼い主さんいわく「初対面のワンコや飼い主さんへの愛想なしです(笑)」とのこと。
とくに子犬のころのあんずちゃんは怖がりで、散歩が苦手だったそう。たとえば、散歩で公園に連れていっても、あんずちゃんはすぐに帰りたがるようなコだったそうです。飼い主さんは「『ワンコは散歩好き』というイメージがあったので驚きました」と、当時を振り返ります。
そんなあんずちゃんもだんだんと散歩に慣れ、今ではたくさん歩けるようになりました。そのなかで、飼い主さんはあんずちゃんの成長を感じたこんなエピソードを話しています。
飼い主さん:
「あの犬見知りなあんずが、成長するにつれワンコ友達が増えていきました。以前はドッグランに行くとほかのコとケンカをしてしまうこともあったけれど、もうすぐ5才になる今は少し落ち着いてきたように感じます。
また、人見知りでもあるんですが、食いしん坊なところもあって。お散歩を重ねていくなかでオヤツをくれるおじ様やおば様を覚えて、その方々を見つけると猛ダッシュで駆け寄っていくほどになりました(笑)」
人見知りなあんずちゃんも、家では「かなりの甘えん坊なコ」なのだそう。外の姿からは想像できないという、こんな姿が見られるそうです。
飼い主さん:
「あんずは常に飼い主のそばにいます。隙を見ては、子犬のころと同じように膝に乗ってくることも。信頼してくれているんだと感じることができて、とても嬉しいですね」
あんずちゃんへの思い
子犬のころから、あんずちゃんを大切に育ててきた飼い主さん。最後に、日々成長を見せるあんずちゃんへの思いを聞きました。
飼い主さん:
「あんずはいつも無償の愛と信頼を向けてくれます。あんずが楽しそうだと、私も幸せな気持ちになります。自分の中にこんなあたたかい感情があったのか、と気づかせてくれました。あんずがくれる愛情にできる限り応えていきたいです。
実は今年、あんずは腰の痛みで散歩もままならない時期があり、若くして椎間板ヘルニアの診断を受けてしまいました。今は症状が落ち着いていて、元気に走っている姿を見ると安心します。
少し気が早いですが、ワンコの介護のことなどの勉強も始めました。最後までお互い幸せに、楽しく暮らせるようにしていきたいと思います」
写真提供・取材協力/@anzu1120さん/X(旧Twitter)
取材・文/山田リタ
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2024年11月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。