【獣医師解説】「帰りたくないアピール」で寝たふりをする犬の心理
ここからは、プンちゃんの行動から読み取れる心理や、犬が寝たふりをするときの対応方法について、いぬのきもち獣医師相談室の白山さとこ先生に解説していただきます。
――プンちゃんは飼い主さんのご実家でのお泊まりを狙って、帰ろうとするタイミングでよく寝たふりをするそうです。この行動から、プンちゃんのどのような心理が読み取れますか?
白山先生:
「飼い主さんのおっしゃるとおり、眠いふりをしてお泊まりをねだっているとしたら、かなり高度な演技力といえそうですね!眠そうにすると、飼い主さんのご実家にお泊まりできるということと、ご実家のご家族がやさしくしてくれることをしっかり覚えているのでしょう」
――プンちゃんのように、何か要望を通したいときやアピールのために犬が寝たふりをすることはありますか?その場合、飼い主さんはどのような対応をすべきでしょうか?
白山先生:
「何か要望を通したいときなどに寝たふりをすることは、犬によくある行動です。知恵比べのような感じになってしまいますが、『寝たふり』なのか、それとも本当に『眠い』『疲れている』『体調が悪い』状態なのか、見極めてあげる必要があります。
『寝たふり』なのであれば、愛犬が何をアピールしたがっているのか、気持ちを理解してあげるようにするといいでしょう」
おもしろカワイイ行動で飼い主さんたちをも翻弄するキュートなプンちゃん。驚くほど上手な寝たふりで、飼い主さんの実家へお泊まりすることに成功したようです!
写真提供・取材協力/@bichonpunさん/X(旧Twitter)
@bichonpunさん/Instagram
(監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・白山さとこ先生)
取材・文/宮下早希
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2024年9月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。