「ヒートショック」を発症すると「脳梗塞」などの「後遺症」が残るの?医師が解説!

「ヒートショック」を発症すると「脳梗塞」などの「後遺症」が残るの?医師が解説!

ヒートショックを発症した場合の対処法

浴室の栓を抜く

浴室内で気分が悪くなったり、立ち上がれなくなったりした場合は、溺水などの可能性があるため浴室の栓を抜きましょう。

人を呼ぶ

ぐったりしている人を見たら、可能であれば浴室から救出しますが、ムリならばすぐに救急車を要請しましょう。浴室から救出できたのならば、意識状態を確認し、呼びかけに全く反応せず、意識がなければ心臓マッサージ(胸骨圧迫)を開始します。

しゃがむ、横になる

めまい、ふらつきなどの症状が起きたら、それ以上歩こうとせず、その場ですぐにしゃがむ、または場所があれば横になってすぐに休みましょう。

ヒートショックの予防法・対策

脱衣所を暖める

脱衣所にヒーターを置くなど、浴室と脱衣所の寒暖差をなるべく小さくなるようにしましょう。

浴室を暖める

入浴する前に浴室内でシャワーを出し、浴室内を温めておく、浴槽をかき混ぜて湯気を立てることで浴室内を暖めましょう。

水分補給をする

入浴前に水分をとる、入浴後もこまめに水分を取り、熱いお湯に入らない、長湯をしないなどを心がけましょう。

食後、飲酒後すぐの入浴をさける

食後や飲酒後は、血圧が下がりやすくなっているため、入浴にて血管が拡張し、さらなる血圧低下を招くことがあります。食後すぐの入浴をさけ、アルコールが抜けてからの入浴が望ましいと思われます。

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