「事件現場ではありません」

そんな呟きと共に投稿された〝痕跡〟が、X上で注目を集めている。

こちらは、北海道在住のXユーザー・＠pinoko04680170さんが、2024年12月2日に投稿した写真だ。

雪に覆われた路上に、何やら変わった形の跡が残っている。形は人間の鼻のよう。その周りにはポツポツと小さな跡が散らばっている。大きな丸の上に、小さな丸が４つほど並んでいるような……。

コレ、一体何の跡なんだろうか？　

＠pinoko04680170さんの呟きは、こう続いている。

「拒否柴の現場です」

……なるほど、よくわからん！　ということで、Jタウンネット記者は6日、＠pinoko04680170さんに詳しい話を聞いた。

「こんなにキレイな跡は初めて」

＠pinoko04680170さんによると、注目を集めた「跡」は愛犬の「ハク」が付けたもの。12月31日に4歳を迎える、柴犬の男の子だ。

2日、うっすら雪が積もった朝の公園を散歩していたハクさんと飼い主さん。事件は、その時に起こった。

「伏せのポーズで拒否柴発動。体温で雪がとけて拒否柴の跡がくっきりと残りました。お外、雪が大好きなので、まだまだお外にいたかったようです」（＠pinoko04680170さん）

拒否柴……つまり、ハクさんが「まだ帰りたくない！」と動くのを拒否したことを示す跡だったのだ。

言われてみれば、たしかに前足と後ろ足の跡もくっきり残っていて、ここでハクさんが伏せていた様子が目に浮かぶよう。その前後にこのあたりをチョコチョコと歩いていたことも、散らばる足跡から窺える。

「拒否柴は毎度のことなので驚きはないのですが、このようにキレイに跡が残ることはあまりないのでおもしろくて写真に残しました」（＠pinoko04680170さん）

ハクさん本人がいなくとも当時の状況がよく分かる〝拒否柴・アウトライン〟に、X上では4万9000件のいいねのほか、こんな声が寄せられている。

「地上絵の様ですね！」
「絶対に動くものか感が伝わってくる」
「火サス？」
「ホシはだいぶ強固に現場で座り込み…というか寝そべり拒否を続けたと見られるな」

なお、その後もハクさんはまた別の場所で拒否柴を発動していたそう。もし「拒否柴の跡」を1つ見つけたら、近くにもまだいくつかあると見た方がいいかも？

配信： Jタウンネット