「何がしたいかは自分自身にある」「欲を捨てればうまくいく」老子による心がフッと軽くなる言葉5選

「何がしたいかは自分自身にある」「欲を捨てればうまくいく」老子による心がフッと軽くなる言葉5選

その❷ 知ったかぶりで話すより聞き上手になった方がいい

老子が理想としたのは、空っぽの心で、聞き役に回るということ。話しかける場合は、うんちくを語って自分の知識を見せびらかすようなことをせず、温かい言葉をかける程度にしておきましょう。日々の会話の中で、気の利いたことがいえない、上手に返すことができないと悩むこともあります。しかし老子は、その行為自体、必要ないといっています。何か気の利いたことを話さなければと、自分を追い詰める必要はありません。いつでも心を空っぽにして、どんな時もフラットな気持ちで聞き役に徹するだけ。気の利いたことなどいう必要はないと思えば、人との会話が楽しいものになってきます。

その❸ 人を軽蔑すると自分の心もけずられる

人間には慈しみの心が何よりも大切だということも説いています。人に対して腹を立てたり軽蔑したりすると、自分の慈しみの心まで失ってしまうからです。老子は、それを大きな災いといい、慈しみの心を失うことを悲しめる者が勝つと説いているのです。老子は、人を軽蔑したり馬鹿にしたり、あるいは敵視する気持ちを捨てなさい、といいます。横柄な人の一挙手一投足で自らの心をけずる必要はありませんし、あなた自身に問題があったのなら、いつもより優しい言葉をかけてみたり、態度を改めてみるなど、慈しみの心で接してみましょう。

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