【クイズ:エイジングケア編】現在、シワの改善効果が認められた成分はいくつある?あなたのキレイをアップデートしませんか。

【クイズ:エイジングケア編】現在、シワの改善効果が認められた成分はいくつある?あなたのキレイをアップデートしませんか。

キレイになるためには、さまざまな知識や情報を「知っておく」ことも大切です。

クイズに答えて正しい知識をインプット!

あなたの「キレイ」をアップデートしませんか?

答えられたあなたはかなりのコスメフリーク!シワを改善する成分について

私たちが普段使っているコスメの多くは「一般化粧品」「医薬部外品(薬用化粧品)」の2つにわけることができます。

医薬部外品とは、化粧品と医薬品の間に位置し、厚生労働省が許可した効果・効能に有効な成分が、決められた濃度で配合されています。

2016年に初めてニールワンにより承認され、話題となったシワを改善する成分。

これまで化粧品に認められていた「乾燥による小じわ」を改善するのではなく、すでにできてしまったシワを改善する効果が認められたということで注目を集め、そこからシワ改善コスメブームが起こりました。

問題

クイズ!現在、シワの改善効果が認められた成分はいくつあるでしょうか?

ニールワンを皮切りに、現在、複数の成分にシワ改善の効果が認められています。

さて、2024年12月現在、「シワを改善する成分」として厚生労働省から承認を受けたものはいくつあるでしょう?

1):3つ

2):4つ

3):5つ

答えは・・

3)の5つ です!

シワ改善成分は3つだと思われている方も多いのではないでしょうか?

現在認められた有効成分は以下の5つです。

1:ニールワン(三フッ化イソプロピルオキソプロピルアミノカルボニルピロリジンカルボニルメチルプロピルアミノカルボニルベンゾイルアミノ酢酸Na)

複数のアミノ酸の誘導体。

真皮の間質成分であるコラーゲン・エラスチン・プロテオグリカンなどを分解してしまう酵素、好中球エラスターゼの働きを抑制することによりシワを改善します。

2:純粋レチノール(レチノール)

ビタミンAの一種。

角層の水分量向上、表皮ヒアルロン酸の産生促進、真皮間質成分であるコラーゲンやヒアルロン酸の産生促進によりシワを改善します。

3:ナイアシンアミド(ナイアシンアミド)

ビタミンB3とも称される、さまざまなメーカーがさまざまなブランドに配合しているシワ改善の成分で、美白や肌荒れに対する有効成分でもあります。

真皮の構成成分であるコラーゲンの産生促進によりシワを改善します。

※有効成分としてではなく医薬部外品に配合されるときは「ニコチン酸アミド」と表示されます

4:VEP-M(dl-α-トコフェリルリン酸ナトリウムM)

若返りのビタミンとも呼ばれ、高い抗酸化作用を有するビタミンEの安定性を高めた成分。

表皮のセラミドとヒアルロン酸の産生促進によりシワを改善します。

5:ライスパワー№11+(ライスパワー№11+)

白米由来のエキスを複数の乳酸菌・酵母・麹菌などにより発酵・熟成させることによって得られる、米発酵抽出物。

セラミド・NMFの産生促進により肌の水分保持機能を改善しながら、表皮ヒアルロン酸の産生促進により、シワを改善します。

5つの成分は、どれも魅力いっぱいで、何を配合したものがいいのか、悩んでしまいますよね。

今後、さらに研究が進めば、新しい成分が認められることも考えられます。

何を使えばいいのか悩まれる方も多いと思いますが、薬用コスメには、有効成分以外にもいろいろな成分が配合されているため、製品によって効果実感や使用感なども多種多様。

この辺りは化粧品メーカー各社の腕の見せ所でもあります。

肌悩みや肌そのものに合ったもの、使って心地よいと感じるもの、効果実感があって満足できるものなど、自分が好きだと思えるコスメを選ぶのがおすすめです。

[執筆者]

船木 彩夏

化粧品メーカー研究員

[出演情報]

2023.12.2 TBSラジオ:井上貴博 土曜日の「あ」

<資格>

・サプリメントアドバイザー

・健康管理士一般指導員

・健康管理能力検定1級

[監修]キレイ研究室編集部

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配信元

キレイ研究室
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「今よりもっと、これからもずっときれいでいるために。」をコンセプトに、化粧品開発、ヘルスケア、ネイリストなどさまざまなジャンルの専門家が、中立の立場から「キレイ」についてのコラムを発信しています。
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