販売金額の前年比をランキング化
調査会社のインテージが、全国約6000店舗から収集している小売店半バーデータを基に、日用消費財の中で2024年に何がより売れたかをまとめ、「2024年、売れたものランキング」として発表しました。今年よく売れたモノをランキング形式で振り返ります。
集計データは同年1~10月分。販売金額の前年同期比で伸び率の大きかったものの順に並べています。対象は食品・飲料・日用雑貨品などのジャンル。小数点にかも加味して順位が決定されています。
前年比113%以上の伸び率だった各ジャンルが上位15位にランクインしており、カウントダウン順に中性洗剤、頬紅(チーク)、ケチャップ、キャンディーなどと続いています。夏場に浮上した米不足により、米(3位)や米飯類(10位)が大きく上昇。また物価高などを影響で上位15位中、食品が8枠を占めました。
新型コロナ禍後、インバウンド需要の回復によりランクインしたのは5位の強心剤や7位のリップクリーム。また、6位の玩具メーカー菓子は人気テレビアニメやゲームなどの関連商品がけん引し、9位の冷凍水産はプライベートブランドが伸長、12位のキャンディーはグミの好調に加え、感染症関連でのどあめなども売れました。
1位は靴クリーナー。なかでもスニーカー用のシートタイプは、暑さが厳しかった6~9月に前年同月の2倍近くに迫る“爆売れ”を記録。また前年15位から2位にランクアップしたパックは、韓国コスメの拡大や有名タレントによる訴求などで、コロナ前を大きく上回る販売金額となりました。
一方、前年同期比の販売金額下位ランキングは、上位から順に検査薬、マスク、オートミールなど、コロナ禍で需要が伸びた商品が失速する結果となっています。
(LASISA編集部)
配信: LASISA
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