亀田製菓グループのマイセンファインフード(福井県鯖江市)は、大豆を原材料として使用した「植物生まれのグリーンチキン」を2025年3月にリニューアルすることと、トライアル層を狙ったドライの大豆ミートの新製品を発売する予定であることを本紙の取材で明らかにした。
大豆ミートのプロジェクトを管理する亀田製菓食品事業部の守田未来絵シニアマネージャーによると、「現状の商品は、差別化商品であり、植物由来の商品であることを消費者に訴求することができなかった。他のサラダチキンよりも高価で量が少ない。かつ大豆臭いといった声も聞かれた。リニューアルはこうした問題点を解決しながら、女性をメインターゲットに、植物性たん白質や食物繊維が摂れることを前面に出して販売していきたい。販売もBtoCに限らず、インバウンド需要が見込める外食への導入も考えている」とした。
ドライ大豆ミートの新製品は、「もっと調理を簡素化したものを提案する。使いやすさを向上させることで、トライアル層を獲得したい」と述べた。
〈大豆油糧日報2024年12月12日付〉
配信: 食品産業新聞社ニュースWEB