缶切りがないときはどうする? 代用品で缶を開ける方法を解説!

缶切りがないときはどうする? 代用品で缶を開ける方法を解説!

常温で長期間の保存が可能な缶詰は、常備品や非常食などに便利。持ち運びもしやすく、キャンプ飯でも活躍してくれます。近年は缶切りを使わずに開けられるプルトップ型が主流ですが、プルトップが取れてしまったときや、プルトップなしの缶詰は缶切りがないと開けられません。ただ、じつは缶切りがなくても代用品を使って開ける方法があるのを知っていますか?今回は、缶切りを使わずに開ける方法を解説します。

缶切りを代用品で安全に開けるには?

プルトップの付いてないタイプの缶詰は缶切りを使って開けるのが一般的ですが、ほかの道具を使って開缶することもできます。缶切りの代用品として使えるのは、主に以下のアイテムです。

  • スプーン
  • ナイフ
  • マイナスドライバー

特にスプーンは、缶を開けている途中で指を切る心配が少なく、比較的安全に開缶できます。

なお、缶切りはもちろん、代用品となるスプーンやナイフもないという状況でも、工夫次第で缶詰を開けることが可能です。道具を使わずに缶詰を開ける方法についても後ほど解説しますので、ぜひチェックしてくださいね。

スプーンを使った缶詰開けの具体的手順

まずはスプーンを使って缶詰を開ける方法を紹介します。以下の手順を参考にしてください。

●【スプーンを使って缶を開ける手順1】作業用手袋を着用する

スプーンを使って缶詰を開けるときは、まず作業用手袋を着用しましょう。手袋はすべり止めがほどこされているタイプを使用するのがベストです。

スプーンは比較的安全に使えるものの、力を入れて握ると手を傷めたり、缶の切り口でケガをしたりなどのリスクがあるため必ず手袋を着用してください。

手袋を着用したら、スプーンのネック(くびれた部分)をしっかりとホールドします。

なお、缶詰を開けるときは、強度のある金属製のスプーンを使用しましょう。プラスチック製や木製のスプーンは力を入れると破損する恐れがあるので缶切りの代用には不向きです。

●【スプーンを使って缶を開ける手順2】缶詰の縁の内側に穴を開ける

作業用手袋を着用したら、缶詰の縁の内側に穴を開ける作業をします。

まずスプーンを持っていない方の手で缶詰をしっかり固定します。その上で、缶詰の縁にスプーンのヘッドを押し当てて、力を入れてこすりつけるように動かしましょう。力を入れやすい部分に集中してこすりつけるのがポイントです。

縁にスプーンを押し当てて固定し、そのまま缶詰の方をぐりぐり回してもOKです。どちらでも、自分のやりやすい方法を選んで作業しましょう。この作業を缶に穴が開くまで続けます。

缶詰の強度や力の入れ加減などにより、穴が開くまで時間がかかる場合がありますが、辛抱強くがんばりましょう。

●【スプーンを使って缶を開ける手順3】開いた穴を広げる

缶詰に穴が開いたら、そのままどんどん広げていきましょう。穴がある程度の大きさになったら、スプーンのヘッドを使って動かしながら、さらに穴を広げます。

缶詰が開けづらい場合は、数カ所に穴を開けて広げていくのがおすすめです。

また、缶詰に開いた穴を広げる際は、切り口が鋭利になっているため、手を傷めないように注意してください。

スプーンでの開缶はかなり力を使うものの、缶切りがないときには有効な方法ですので、ぜひ活用してみましょう。

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