水族館の人気者・アザラシ。その丸く可愛らしいビジュアルは多くの人を魅了する。
オランダの野生アザラシ保護施設、通称〝アザラシ幼稚園〟も話題になり、2024年は特に注目を集めた動物だったかもしれない。
そんなアザラシのワイルドすぎる食事シーンが激写された。
野性味溢れるその姿を、さっそくご覧いただこう。
え、獲物が大きすぎないか……!?
2024年12月11日、Xユーザーの「tamoron_photo_gallery/まさとおじさん」(@MT_tamosyou)が
「朝活
いつもの場所に頭数少ないから『これは』と思い行ってみたら
やっべーの捕まえてた
なんかでっかいの居る
と思ってファインダー覗いたら笑ってしまった」
と呟きながら投稿した画像には、自身の顔よりも大きな魚をくわえたアザラシが捉えられている。お食事中……だろうか?
ファインダーを覗いてこの光景が目に飛び込んできたら、笑わざるを得ないだろう衝撃的1枚に、X上では
「すごい!」
「ホントにやっべぇwww」
「めっちゃ美味そうなの獲ってるやん。いいなぁ…それ食べたい」
「華麗なる捕食」
「良いオブ良い」
といった反響が寄せられている。
それにしてもこんなすごい光景、いったいどこで見られるの?
Jタウンネット記者は11日、投稿者の「まさとおじさん」さんに話を聞いた。
よく見られるのは、水面から顔を出している光景だが…
普段は観光とは関係のない仕事をしているが、カメラが趣味の趣味の「まさとおじさん」さん。自身で「西紋写真部」を立ち上げ、紋別や道東、北海道のいいところをPRするなどの活動をしている
話題の1枚を撮影したのは、紋別市にある氷海展望塔・オホーツクタワーからだった。
「まさとおじさん」さんは7年ほど前から野生のアザラシの観察および撮影を行っている。個人的な検証によって、毎年同じ個体が来てくれていることが確認出来ているとのこと。
彼らがよく見せてくれるのは、水面から頭を出して浮かんでいる姿だが、シーズン中に数回、ほかのシーンも見ることが出来るそう。
「捕食シーンはほとんど水中で行われますが、タコを捕食した場合水面に持ってきて食べるシーンは数回見たことがあります。
今朝は頭数が少なかった事で外海で捕食している可能性が高いと読み、行ってみたらいきなりあのシーンでした」(「まさとおじさん」さん)
そんな貴重な捕食シーンを目撃した感想を、「まさとおじさん」さんは
「遠かったので『なんだろあの大きいの?』と思いカメラのファインダーを覗いたら大きなクロガシラ(カレイ)を咥えていたと言う、びっくりもしたけれど面白い光景でした」
と語っている。
公式サイトにはアザラシのイラストやアザラシの写真が使われ、マスコットにもアザラシのキャラクター「紋太」を採用している紋別市。オホーツクタワーと同じ敷地内には日本で唯一の海獣専門保護施設である「オホーツクとっかりセンター(アザラシランド)」や「アザラシシーパラダイス」もある。
「道内でも紋別ほど安全に野生のアザラシを見学できる場所は無いと思っています。
これも観光資源として活かせるのではないかと働きかけやっと広まってきた感があります」(「まさとおじさん」さん)
紋別でのアザラシシーズンの本番は、これからとのこと。
野生のアザラシに会いたい人は、足を運んでみては。運が良ければ、豪快な食事シーンも見ることが出来るかもしれない。
配信: Jタウンネット
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