ちょっと前にセレブマダムがたくさんいる集いでの会話が忘れられません。皆さん軽井沢とかに別荘があり、マダムたちに軽井沢には行かれますか? と聞かれたので「日帰り温泉のとんぼの湯に行ったことがあります」と言ったら爆笑され「おもしろいお方!」と言われました……。格差を感じ、この人生で素敵な生活を送ることができるのか、と焦燥感が。いつか別荘を買って二拠点生活というのも憧れていましたが、不動産も高くなって難しそうです。
でも、別荘は実は大変だと、もと所有者に伺いました。先日、久しぶりの友人が素敵なホムパに誘ってくださって、野菜メインのおいしい精進料理たを食べながら女子会っぽい集いを楽しみました。
そこで、女医さんがかつて所有していた海辺の別荘のえびソードを話してくださいました。建築もインテリアもかなり素敵だったそうですが、どうしてもムカデの出現に耐えられなかったとのこと。まるで結界のように、忌避剤を家の周りにまいていたそうでしたが、家の中に出没していたそうです。
友人が泊まりに来た日も、部屋にムカデが出て、噛まれて腕が腫れ上がってしまったというのが恐ろしいです。外見がヤバい上、噛んでくるとは……。
その女性は毎日家に帰るのが怖くて、ムカデの方が家主のようになっていました。ムカデは一匹ではなくたいてい夫婦というかつがいで現れるそうです。殺虫剤を噴射して二匹が寄り添って死んでいくのを見た時、生き物として負けたと感じたとか……。
「私が買った別荘は海辺でしたが、軽井沢に別荘がある人もムカデが出るって言ってましたよ」とのことで、軽井沢のセレブマダムも人知れずムカデと戦っているのかもしれません。もしくはお手伝いさんがなんとかしているのでしょうか。
子どもの時、飯能とかでムカデをみたことがあります。そのあとどうなったか記憶にないのですが、調べたらムカデは殺してはいけないという言い伝えもあるようです。
「ムカデ イスピリチュアル」で検索すると、ムカデは金運や夫婦円満や子孫繁栄などの幸運をもたらしてくれるそうで、スピリチュアル的には益虫。毘沙門天のお使いとも言われています。へたに駆除したら金運が下がりそうで、富裕層にとってトラップのような虫です。
別荘を買う予定などないのに、しばらく、ムカデが出たらどうすれば良いのか1時間くらい対処法を調べてしまいました。また軽井沢の別荘マダムに会うことがあったら、この話題を出してみたいです。
ここで今週の歌です。「軽井沢セレブが住まう別荘の主は実はムカデ夫妻」
ホムパの会場を出た瞬間、サンタの格好のかわいい犬と遭遇。幸先良さそうです。
配信: 幻冬舎Plus