ぜんぜん心は狭くないです
最初に断言しますが、ぜんぜん心は狭くないです!
これね、う〜ん、確かにねぇ。正直、ぼくもよく言われていることですから。うちの妻は我慢強くて何も言わないほうですけど、年に何回かこれを言われることがある。そうすると、もうこっちは何も言えないですよね。お手上げです。
なぜかというと、そう思わせてしまうほど不具合が溜まっているということだから。
ただ、これはね、ぼくも経験あるんです。忙しいなか締め切りまでに曲を作ってマネージャーに渡して、返事が「ありがとうございま〜す」だけだったとき、「そうじゃね〜んだよ」ってなりました。こちらは何日もかけて必死で曲を作って送っているわけです。先方に送る前に、「マネージャーは聴いたのか」「感想はどうなんだ」と。
このように発表後に金銭という対価、感想などの評価を受けられる仕事でさえ、大変な思いをしてやり遂げたら、誰かにわかってもらいたいわけです。
ところが、家事や子育ては、仕事以上に誰もほめてくれない。だから、当然、ほめてほしいという気持ちになると思いますし、自分よりやっていない人がほめられていたら、モヤっとすると思います。
普段やっている人はほめられない
こうして大人でも「自分の努力を見てよー!」って言いたくなるときって、だいたいスケジュールに無理があるんですよ。ただ、それだけなんです。スケジュールに余裕があるときは、そんなこと思いもしないんですね。
だからきっと、どらみさんのスケジュールには無理があるんだと思います。
もちろん、無理がなくても言う人もいるかもしれない。でも、どらみさんは、このコーナーに相談を送るほどモヤっとしたわけだし、お子さんの年齢は9歳、4歳と割と大きい、ここから導きだせる答えは「パパがあまり家事や子育てをしていないのでは」ということです。
相談の内容にも「家事や育児に協力的」と書かれていて「協力程度」にとどまっているのではと思うし、送迎も普段はどらみさんがやっているわけですよね。大変だと思います。
そもそも、普段やっているパパであれば、家事や子育てをしても周りに何も言われません。ところが、月に数回とかだと「お〜すごい!」「えらいね!」などと言われてしまうんです。でも、本当にすごくてえらいのは、普段からしているほうですよね。
どらみさんの夫を「えらいね!」とほめる人が男性なら、自分が家事や子育てをしていない人でしょうし、女性なら夫が何もしない人かもしれません。自分自身や夫がしっかりやるタイプなら言わないんです。だから、モヤモヤしたら「こんなのたまにですよ!」って言っちゃえばいいと思います。
配信: マイナビ子育て