Q.便秘になりやすい人の特徴にはどのようなものがありますか
次の項目に当てはまる人は、便秘になりやすいと言えます。
・食生活が偏っている人:
野菜や果物、穀類などの食物繊維が不足した食事をしている人は便秘になりやすいです。外食やインスタント食品が多い人は注意が必要です。
・水分摂取が少ない人:
1日の水分摂取量が少ないと便が硬くなりやすくなります。利尿作用のあるコーヒーやアルコール摂取により、純粋な「水」が不足してしまっている人も当てはまります。
・運動不足の人:
特にデスクワークや長時間座りっぱなしの仕事をしている人は、腸の動きが鈍くなりやすいです。
・ストレスを感じやすい人:
ストレスは自律神経を乱れさせ、腸の動きを低下させます。急な環境変化や仕事の忙しさでストレスが増えた方も、注意が必要です。
・女性や高齢者:
女性ホルモンの影響や加齢による筋力低下は、便秘を引き起こしやすくします。
Q.便秘の予防や改善のために、どのようなことに気をつけたらいいですか
便秘を予防・改善するためには、以下のポイントが重要となります。おすすめの習慣も合わせて参考にしてみてください。
・バランスの良い食事:
食物繊維を豊富に含む野菜や果物、全粒穀物を摂取し、水分をしっかり補給しましょう。朝食にオートミールとフルーツを取り入れるのがおすすめです。
・適度な運動:
ウォーキングやストレッチなどの軽い運動を日常生活に取り入れることで、腸の動きを促進します。毎朝20分のウォーキングを習慣にするといいでしょう。
・規則的な生活:
朝食後にトイレに行く習慣をつけ、排便を我慢しないようにしましょう。朝は時間に余裕を持って、朝食をしっかり食べることも大事です。
・ストレス管理:
リラクゼーションや趣味を楽しむ時間を確保し、自律神経のバランスを整えます。寝る前10分間の瞑想がいいとされています。
・正しい便秘薬の選択:
依存性の少ない非刺激性下剤(酸化マグネシウムやポリエチレングリコール)を使用し、必要に応じて医師に相談しましょう。刺激性下剤(市販の便秘薬の多くがこれにあたります)を使う場合も、自己判断で頼りすぎないことは非常に大事です。
配信: サンキュ!