ちなみに…葉を捨てるのも「もったいない」!
大根を丸ごと1本買うと、たいていは10cmほど葉が残った状態で手に入りますよね。葉の部分がついたまま保存すると早く傷んでしまうので、買ったらすぐに切り落としたいところ。ただ、切り落としたあと、捨ててしまうのは「もったいない」のです。
さきほど、大根は中心部分よりも皮にビタミンCなどが多く含まれている、という話をしましたが、葉の部分には皮よりもさらに多く含まれています。さらにはカルシウムや鉄分なども豊富で、βカロテンについては葉にしか含まれていません。
これだけ栄養豊富な部分を捨ててしまうのは「もったいない」ので、ぜひ活用してください。ごま油で炒めて醤油と砂糖で甘辛く炒めるとふりかけにもなりますし、簡単に塩もみして浅漬けにしても。前述のβカロテンは油と一緒に食べると吸収がよいので、時間があったらぜひ油で炒めて食べてみてくださいね。
冬の”優等生”、大根をあますところなく楽しもう
栄養豊富で皮も葉も食べられる大根。これから年明けまでの長い期間、旬が続いて手頃な価格で手に入るようになりますので、ぜひあますところなく活用して、おいしさも栄養もいただいてくださいね。
■執筆/植松愛実さん
気象予報士と出張料理人の両面で活動中。気象・防災に関するヒントのほか、野菜ソムリエ・食育インストラクターとしておいしい食材のおいしい食べ方を発信中。
編集/サンキュ!編集部
配信: サンキュ!
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