オトナミューズ読者のみなさんって、ボーダーはお好きですよね? 定番中の定番ゆえ、なにかしらのボーダーアイテムを1着は持っているのではないかと思います。が、筆者はいつのころからか苦手になり、実は今、1着も持っていないんです。
その理由を改めて考えてみたら、似たり寄ったりのデザインが多いから。特にカットソー系って、見た目&印象がほとんど同じじゃないですか? しかもボーダーはシンプルに着こなすことが多い。だからブランドや配色は違っても、なぜか”お揃い”っぽく見えちゃうところが、とーーーっても苦手なのです。
そんなひねくれ者の筆者の心にジャストミートするボーダーを、なんとオトナミューズ1月号で発見しました! それが『今の私たちにちょうどいい時計とジュエリー』で、佐田真由美さんが着用していたオーシバル フォー ビオトープのカットソーです(P45に掲載)。ヴァン クリーフ&アーペルとのスタイリングもすごく素敵で、このページで止まってずっと眺めてしまったほど。で、これならボーダーの苦手意識を克服できる! と確信して購入を決意した次第です。ちなみにオトナミューズでは、編集部や関係者が自分たちで掲載したり紹介したアイテムを自腹で買ってしまうことを「おのれ買い」と呼んでいるそうです。
カットソー¥15,400(オーシバル フォー ビオトープ)、その他本人私物
絶妙バランスのレイヤードが作れる理想的なボーダーカットソー
これは完全に筆者の見解ですが、定番アイテムこそ意外性が重要。シルエットでもデザインでもなんでもいいのですが、意外性があると他とは一線を画す個性が生まれ、それによって定番アイテムでもまわりと差がつけられると思うんです。
このカットソーの意外性は、まずルーズなサイズ感。とくに袖がたっぷりと取られているのが特徴で、ここまでのルーズさはサイズアップしない限りあまり見かけない気がします。さらに大胆なクロップド丈に仕上げているので、全体のバランスもかなり個性的。パネルボーダーのカットソーってよく見かけますが、なんだか別ものに見えませんか? そんな意外性がめっちゃツボなのです。
筆者は高身長なので想像以上に着丈が短かったですが、そちらは想定内。だって、はじめからレイヤードしようと思って購入しましたから。で、今の時期は寒いのでシャツ+極暖のタートルを仕込んでみましたが、ルーズなサイズ感のおかげで思った以上にレイヤードしやすく、バランスも取りやすかったです。あと、筆者のようにレイヤード前提で考えると、オールシーズンで活躍するというのも◎。おしゃれで個性的、さらには着まわし力も高いなんて、マジで素敵すぎます♡
ちょっとかすれたスタンプも洒落ています!
ボーダーの苦手意識が克服できて、自由度の高いレイヤードが楽しめる。そしてコーデがおしゃれにキマる。こんな理想的なカットソーとはなかなか出合えませんよね。オトナミューズに掲載されているアイテムは、やっぱ買って正解♡ と改めて思ったお買い物でした!
text:KYOKO CHIKAMA
配信: オトナミューズウェブ
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