親や祖父母から譲り受け、さらに子どもへ受け継ぐ宝石「ヘリテージジュエリー」。この連載では、「私のヘリテージジュエリー物語」と題して、読者から寄せられたヘリテージジュエリーにまつわる素敵なエピソードを紹介します。今回は、祖父から代々受け継がれているというジュエリーを贈ってもらった30代女性のエピソードです。
小さい頃から母が大事にしているジュエリーボックスが大好きだった
(※写真はイメージです)
私の母は一粒ダイヤのシンプルなデザインのネックレスを毎日のようにつけていました。
私は小さい時からキラキラしたものやメイクが大好きで、母の三面鏡やジュエリーボックスを覗いてはうっとり……。その度に母は「大きくなったらあなたにあげるわよ」と言っていました。
数年後、私の結婚が決まると……
(※写真はイメージです)
月日は流れ20代も半ばになった頃、私の結婚が決まりました。
挨拶のため久しぶりに実家に帰省し、昔のように母と一緒にジュエリーボックスを眺めていたとき、母が一粒ダイヤのネックレスを私に差し出しました。このネックレスは、亡くなった祖父が、母の結婚が決まったときにプレゼントしてくれたものだったそうです。
「あなたの結婚が決まったので、これはあなたにあげるわ」と母は言いました。
とても大事なもののはずなので、すごくうれしかったのと同時に、大切にしようと思い、特別な日につけています。
今、私にはキラキラするものが大好きな小さい娘がいます。何十年か後、同じように譲り渡したいです。
====================
※本記事は、編集部に寄せられた実際のエピソードを元に再構成しています。
(マイナビ子育て編集部)
配信: マイナビ子育て
関連記事: