《便秘になる理由》その4. ほかの病気の影響
物理的な通過障害はないものの、ほかの病気や症状が原因で便秘になっているケースもあります。代表的なのが脱臼や変形性関節症などの関節疾患、椎間板ヘルニアなどの神経疾患、腎臓病です。関節疾患や神経疾患は、痛みによって排泄姿勢をとることができず、排便が困難に。また、腎臓病は初期に見られる脱水傾向の兆候として便秘になることがあります。
このほかにも、病気が原因で食事量が低下し、便秘になることも。
猫が便秘になる理由は、実にさまざまです。複合的な理由で便秘になることもあるため、「ただの便秘」と思わず、かかりつけの獣医師に相談するようにしましょう。
お話を伺った先生/小林清佳先生(モノカ動物病院院長)
参考/「ねこのきもち」2024年11月号『「固いウンチだけじゃない?」じつは複雑 猫が便秘になるワケ』
文/江村若奈
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
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