3つ子と双子を連続で授かり、男子6人のママに。「どうしようと考えるより先に全員産みたいと思った!」【多胎の妊娠・出産体験談】

3つ子と双子を連続で授かり、男子6人のママに。「どうしようと考えるより先に全員産みたいと思った!」【多胎の妊娠・出産体験談】

壮絶だった長男+3つ子のお世話。大変すぎて当時の記憶がない!

――入院中、産後のお世話はすぐ始まりましたか?

Yuri すぐでしたね。ただ、基本2人ずつにしてくれたんです。3人そろってお世話をしたのは、最終日だけでした。

――それでもずっと2人以上は同室でお世話しているわけですよね?つらくなかったですか?

Yuri それが産後ハイになっていたのか、苦じゃなかったんです。当時、26歳だったので、若さもあったとは思うんですけど…(笑)。

――多胎児だと、産後NICU(新生児集中治療室)にお世話になることも多いですが、いかがでしたか?

Yuri 3人のうち、2人がお世話になりました。三男が2日目に呼吸が乱れて、二男もそのあとすぐに同じ理由で行きましたね。三男は3〜4日入っていて、二男はすぐ出てきたかな。四男はNICUには行きませんでしたが、体重の増えが悪いので、心配されていました。結局は大丈夫だったので、よかったです。

――帰宅してからはいかがでしたか?里帰りはしましたか?

Yuri 大阪で出産しましたが、退院してから1週間後くらいに実家のある愛知に帰りました。3つ子は長男よりもおとなしく、あまり泣かないタイプでしたし、実母が仕事を休んで一緒に対応してくれたんですが…。夜中は寝ないで3つ子のお世話をしないといけないし、だけど、元気いっぱいの長男も一緒に帰っていたので、昼間は彼の面倒を見ないといけない。あまりにも眠れない日が続いて、壮絶でした。今、当時のことを思い出そうとしても、記憶がないくらいです。

――しばらく愛知にいたのですか?

Yuri それがあるあるなんですが、お互い眠くて余裕がないせいで、母とぶつかることが多く…(苦笑)。なので、里帰りは1カ月で切り上げて帰ってきちゃったんです。大阪に戻ったら、母とは元通り仲よしになりました!(笑)。

――大阪の自宅に帰宅後はもっと大変だったのでは?

Yuri そうですね。夫は日中、仕事でいないので。実際どうしていたんでしょうね。双子のときはスワドルで巻いて寝かしつけをしていて、よく寝てくれたんですが、当時はそんなものもなかったし…。自治体のファミリーサポートは利用しましたが、それも1人単位の金額×4の利用料金がネックで、何度もはお願いできませんでした。

ただ、3つ子は3人とも赤ちゃんにしては泣かない、おとなしいほうだったと思います。少し成長してからも出かけるときはグズらずに必ずベビーカーに乗ってくれていたので、助かりましたね。

双子判明時はパパも実母も「3つ子じゃなくてよかったなぁ」とあっけらかん!

――双子ちゃんはいつ生まれたのですか?

Yuri 2023年の7月です。長男が小学1年生、3つ子が年中のときに生まれました。もともとは上の子たちの育児も落ち着いてきたし、女の子が欲しい!と思って妊活をしたんですが、結局は2人とも男の子で。産み分けにもトライしたのに!(笑)。性別がわかったときはショックでしたが、生まれてきたら、やっぱりめちゃくちゃかわいいです!

――また双子なのもびっくりしましたか?

Yuri そうですね。当時、1年くらい不妊治療をしていたのですが、なかなか卵子が大きくならずにリセットすることのほうが多く、タイミングを取る段階に進めるのが珍しいくらいだったんです。

そのときも小さい卵子が2つあって、どっちかが受精卵になってくれれば…!くらいに思っていましたが、あまり期待もせず…。だから、まさかどちらも受精して、双子になるとはと、びっくりしました。

――3つ子妊娠判明時にすてきな言葉をかけてくれたパパですが、双子妊娠がわかったときはなんと言っていましたか?

Yuri  それが…「双子やったわ!」と夫に言うと、彼から「そうかー。3つ子じゃなくてよかったやん!」とあっけらかんと返されたんです(笑)。これ、実母にも同じことを言われたんですよ。そんなふうに明るく返してくれる家族がいるからこそ、多胎妊娠が続いても、子どもが6人いてもやっていけるんだろうなと思いますね。

――ご自身としては3回目の、多胎妊娠としては2回目の妊娠生活はどんな感じでしたか?

Yuri  3つ子妊娠のときと比べて体はすごくしんどかったです。相変わらずおなかの張りはなかったですが、食べづわりもあって、体重が前回より多いプラス23kgまで増えてしまいました。おなかが重くて腰に負担がかかって、痛くて!家の中をハイハイで移動していましたね。

――双子妊娠で体に負担があるのに加え、4人の育児をしながらですもんね。

Yuri そうですね。体はつらいけど、なかなかゆっくりはしていられなかったです。経過がよかったのもあり、双子出産のときは管理入院も1週間のみ。38週で出産して、5日後には退院していました。

――帝王切開で5日で退院ですか!?

Yuri はい。「いちばん短い入院期間は?」と医師に聞いたら、「5日」と言われたので、そうしたんです。夫がワンオペで上の4人を見ていたので、早く帰らないといけませんでした。ただその代わり、双子の入院中はお世話のとき以外赤ちゃんを産院に預けて、ゆっくり過ごさせてもらいました。

お話・写真提供/Yuriさん 取材・文/江原めぐみ、たまひよONLINE編集部

現在、育休中のYuriさん。自ら制作するハンドメイドアイテムの販売と韓国子ども服の輸入販売も個人でしているそうで「やりたいと思ったら、なんでもやらないと気が済まないんです!」とにっこり笑顔。パワーあふれるその姿に、パパが「Yuriなら3つ子も産める!」と言った理由がわかる気がしました。

後編の記事では、現在の6人のキャラクターや育児の様子、子どもが6人いてよかったことなどについてお話を聞いています。

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