【海に眠るダイヤモンド】「リナが息子の出生届を出さなかった理由」「麻生祐未の正体」で考察沸騰!

 高度成長期の炭鉱の島・長崎県端島を舞台にした日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」(TBS系)の第8話が12月15日に放送された。

 前話では鉱内火災の模様が描かれ、鉱員の避難に尽力していた、主人公・荒木鉄平(神木隆之介)の兄・進平(斎藤工)が坑道で意識消失。視聴者からは安否を心配する声が殺到していたが…。

 やはり進平は一酸化炭素中毒で亡くなっていた。幼子を抱え未亡人となったリナ(池田エライザ)の行く末を心配した鉄平の母・ハル(中嶋朋子)は、鉄平に対しリナと一緒になるよう説得を始める。

 そんな中、賢将(清水尋也)と百合子(土屋太鳳)にも変化が。百合子は妊娠するが、被爆した自分が健康な子供を産めるのか、不安を募らせるのだ。前話まで、百合子はたびたび左鎖骨あたりを気にする場面が描かれていて、「病気なのでは」と視聴者を心配させているだけに、気になる部分である。

 そして、進平の遺児・誠は原因不明の病気になり、長崎市内の病院を受診するが、進平とリナは婚姻届も出生届も出していなかったことが判明する。

「なぜ届けを出していなかったのか。恐らくリナが博多から逃げてきたことと関連があるのでしょう」と、解説するのはドラマウォッチャー。

「リナを追って島に来た小鉄(若林時英)は進平に撃たれて海に沈みましたが、いつ新たな追っ手が来るとも限らない。そんな状況では届けを出しても安全なのかどうか判断できなかったのでは…」

 そんな中、炭鉱は無事に新たな鉱床に着炭して操業再開。島は活気を取り戻す。「端島が復活したら…」と、約束していた鉄平と朝子(杉咲花)は、いよいよ結婚に向けて進み出すのかと思われていたが…。

「その直前の現代パートで、いづみ(宮本信子)が結婚した相手が銀座食堂の料理人・池ヶ谷虎次郎(前原瑞樹)だったことが判明。いづみの長男・和馬(尾美としのり)も端島生まれだったことが明かされました。つまり、鉄平と朝子の約束は果たされなかったことが今回判明したんです」(前出・ドラマウォッチャー)

 いづみは、鉄平が「行ってしまった」と明かすが、誠を抱いたリナが小舟で逃げるように島を出るシーンで、舟を漕いでいたのは鉄平だったのだ。いづみは、鉄平が「そのまま帰ってこなかった」と寂しそうに述懐するのだった。

 二人は駆け落ちしてしまったのか? 舟を漕ぐ鉄平が鬼のような形相だったことを考えると、命に関わるような緊急事態が発生したとも考えられる。誠の症状が急変したのか、あるいはリナの追っ手がやって来たのか…。

 そして最終盤でさらに新たな事実が。賢将と百合子の息子と思われる人物・古賀孝明(滝藤賢一)が現在、東京に住んでいることが判明したのだ。

「この男が、鉄平のその後を知る重要なキーパーソンになりそうです。最終回では麻生祐未も出演者に名を連ねていますが、ネット上では鉄平とリナの娘なのでは?と、考察が盛り上がっています」(テレビ誌ライター)

 次週はいよいよ最終回が2時間スペシャルで放送される。鉄平とリナのその後や孝明の動向、日記に残された疑問など、まだ残されたままの謎がどう解き明かされるのか、期待したい。

(石見剣)

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