白髪をどう思う?男性・女性それぞれの意見とは?
年齢を重ねると、白髪が増えてくるのは自然な変化です。とは言え、いざ白髪が目立ち始めると「周りの人はどう感じているのだろう?」と気になったり、自分の見た目に自信を無くしたりすることもありますよね。本記事では、白髪に抱くイメージについて、実際に行われた調査結果を交えながら解説します。
「リクルート ホットペッパービューティーアカデミー」が行なった「白髪・グレイヘアに関する意識調査2023」を参照しながら紹介します。調査は2023年7月、全国20~69歳男女1029人を対象にしたものです。白髪の女性に対して「老けて見える」と答えた人は、男女ともに6割を超えていました。また「疲れて見える」という意見も約3割に上り、全体的にネガティブな印象を抱く人が多いことが分かります。
一方で、「自然体である」とポジティブな印象を持つ女性も約3割存在し、白髪を自然な変化として受け入れている人も少なくありません。しかし、「自然体である」と回答した男性はその半数程度にとどまり、女性に比べて白髪に対してネガティブな印象を持つ人が多い傾向にあります。
白髪を活かすグレイヘアという選択
ネガティブな印象を持たれることがあるため、白髪が目立ち始めると、多くの人が切ったり抜いたり、白髪染めをしたりして目立たないようにすることが多いでしょう。しかし、最近では白髪を染めずにそのまま活かす「グレイヘア」が注目されています。グレイヘアは自然な美しさを楽しめるのが魅力で、白髪を個性として前向きに捉えるスタイルとして人気が高まっています。
グレイヘアにするには、白髪の割合が80%以上あることが理想的です。白髪染めをしている場合は、染めるのをやめてから自然に白髪部分を伸ばす必要があり、完全に移行するまで1~2年ほどかかることがあります。気になるのは、伸ばしている間の髪色なのではないでしょうか。中途半端に白髪が伸びている期間は、白髪が目立ちやすくなるのではないかと不安になる人も多いはず。
移行期間を自然に乗り切るためには、白髪と染めた部分の色の差を目立たなくする工夫が大切です。例えば、暗い髪色の部分を明るく染めたり、白髪部分を根元から毛先にかけてグラデーションになるように調整したりすることで、全体の色がなじみやすくなります。また、生えてきた白髪をぼかすために、カラーリングを工夫しておしゃれに楽しむこともできます。
さらに、髪全体にハイライトやメッシュを加えると、明るい部分が増えることで白髪が目立ちにくくなります。この方法は、グレイヘアを目指す途中だけでなく、白髪が少し目立ち始めた段階でも効果的です。また、外出時など一時的に白髪を隠したい場合には、スプレータイプの着色料を使うのも便利な方法です。白髪が80%以上になると、グレイヘアを本格的に検討する良いタイミングと言えます。それより少ない場合でも、ハイライトやメッシュを取り入れるなどして、白髪を自然になじませたヘアスタイルを楽しめますよ。
配信: LASISA