サンシャインシティで東京ミネラルショーが行われました。石関係のイベントが多数ある中で海外の出展者も多い 日本最大級の石の祭典。サンシャインシティは駅からの距離を考えると行くのに覚悟が必要ですが、混んでいる池袋を抜けてなんとか会場に到着。世の若者の大部分は池袋に集まっているのではと思えるほどの人出でした。会場でチケットを買おうとしたら、高い通し券しか売られておらず、一日券はファミマで買うように言われました。またサンシャインシティから出て周囲のファミマを探し歩く羽目に…。会場に入る前から体力を消耗。やはりスピリチュアルなイベントには通過儀礼が。
会場はかなり広くて3フロアにもわたっていました。もう細かい石一個一個見ていたら時間が足りないので、足が自然と引き寄せられる店だけチェック。海外のブースは値段がついていないことが多く、上級者向けです。
インド系のお店で、シヴァ神とガネーシャの石を発見。2000円前後と買いやすい価格でした。シヴァ神はピンクとグリーンの石でできていて、シヴァ神はブルーでは? と聞いたら「シヴァ神は姿を変えるので大丈夫です」とのことでした。
開運しそうなシヴァ神とガネーシャの石。家のガネーシャ石コレクションに入れさせていただきました。
今回は原石やルースだけでなくいろいろな物をかたどった石が多くて楽しかったです。天然石でできたスカルやタコ、イルカ、蝶、ウサギ、猫、亀、蛇、仏像、フクロウ、コアラ、etc…。持ち歩いていたら交信できるようになりそうです。イルカの石を買ったら、さっそくその日の夢にジュゴンが出てきました。
タトゥーが入ったワイルドなロン毛の外国人男性のブースに立ち寄ったら、中国人カップルが10本くらい水晶を買おうとしていました。さすがの財力です。そのお店の男性は電卓を出し、普通なら全部で64000円だけど、今回37000円に値下げすると交渉していました。一本あたり3700円なら普通の価格かもしれません。いつか英語で交渉に挑戦したいです。その時「この石の産地はコロンビアのマフィアが仕切っているんだ」と言っているのが聞こえてきました。石業界にもマフィアが食い込んできているとは。でもそのブースには、猫が水晶に寄っている写真が展示されていて癒されました。猫好きなのでお店の人はいい人そうです。
猫も石の波動がわかります。猫に小判ならぬ猫に水晶です。暑い国の猫は痩せている傾向がありそうです。
石に対して貪欲になりすぎたカルマでしょうか。石の余韻に浸りながらお好み焼きの店に行き、明石焼きを食べたのですが、今まで食べたことのない残念な食感でした。出汁も何も感じられないどころか、明石焼とは思えない、乾いたスポンジのような食感で、6個のうち半分くらいタコも入れ忘れられていました。未知の食感でまずいと一言で言い表せないものがありました。あれは何だったのか……石とはまた違う不思議な物体でした。
配信: 幻冬舎Plus