待って待って、その光景、「正しい」の――!? 大二度見必至な写真が京都大学の構内で撮影され、X上で話題となっている。
自転車のカゴのあたりに、凛とした様子で立っているのは……まさか、クジャク?
まるで置物のように美しいけれど、歴とした生き物である。
2024年12月14日、京都大学のサークル「クジャク同好会」が公式Xアカウント(@KU_peacock)から投稿したこの写真。同会は、こう説明している。
「大学構内クジャク運搬写真」
なぜ、クジャクを運搬していたのか。なぜ、自転車で行っていたのか。そもそも、「クジャク同好会」とは、何なのか。
気になったJタウンネット記者は16日、同会に話を聞いた。
自転車に乗せると…
取材に応じたクジャク同好会の会員によると、同会は「クジャクを育てて京大のアイドルにしよう」を目標に掲げ、クジャクの飼育および広報活動を行うサークル。24年12月現在はクジャク2羽と、人間約300人で活動している。
活動は毎日の餌やりなどの世話だが、学祭などに出店することもある。その際にはクジャクの羽を販売したり、カンパをもらったりして世話代や病院代を集めているという。
話題となった〝クジャク運搬写真〟は2024年新歓シーズンに京都大学・吉田南キャンパスで撮影されたもの。
「クジャクは大学の近くで飼育しており、大学までは主に車にのせて移動させていますが、大学内では歩かせたり自転車に乗せて運ぶことがあります。これはそのようなときの写真です」(京都大学クジャク同好会・会員)
同会が飼育しているクジャクは年に数回、不定期で構内への連れ出されている。目的は「クジャクの広報活動と餌代のカンパを集めるため」だとか。
「自転車に乗せるとおとなしく運ばれてくれる印象です」(同会員)
クジャク、あまり乗り物に乗っているイメージはないが、意外とお気に召している(?)らしい。
まるで自転車の船首像になったかのようなクジャクの姿に、X上では8万件を超える「いいね」(16日夕時点)のほか、こんな反応が寄せられている。
「なんかロールスロイスのエンブレム味があっておもしろい」
「クジャクさん大人しく乗ってますね なかなかみられない光景」
「ドヤ顔なのが素敵です」
「孔雀さまが風きって走ってるやん笑」
「信頼関係がなせる光景ですね」
「みんなの視線をジャック」
こうした反響を受け、同会の会員は
「多くの方に当会のことを知っていただきありがたいと思っています。大学への連れ出しや学祭での活動などの機会に来ていただいて、実際にクジャクを見ていただきたいなと思います。また、クジャクの世話をしてくれる方(主に大学生ですが)も募集しているので、そういった方が増えるとうれしいです」
とコメントしている。
配信: Jタウンネット
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