【2人のママ・衛藤美彩】子育てがしんどいときに救われたのは「美彩は世界一のママだから」という夫・源田選手の言葉

【2人のママ・衛藤美彩】子育てがしんどいときに救われたのは「美彩は世界一のママだから」という夫・源田選手の言葉

パパは娘がかわいすぎて「胸が苦しい」

――現在、娘さんは10カ月。どんな赤ちゃんですか?

衛藤 娘はよく飲みよく食べ、よく寝る子で、おむつや空腹のとき以外はだいたいご機嫌。育てやすいほうだと思います。ほっぺに手を当てて「おいしいね」とか、「バイバイ」「パチパチ」のジェスチャーで、少しずつコミュニケーションをとれるようになってきました。

成長がうれしい半面、もう少し赤ちゃんでいてほしいとも思ったり。1人目の子育てで、赤ちゃん期はあっという間というのを実感しているので、はいはいしてほしいけれど、したらしたで寂しい・・・みたいに、感情がすごいことになっています。

――「たまひよファミリーパーク」のステージで、衛藤さんは、ときおり会場の赤ちゃんたちにほほえんでいらっしゃいました。

衛藤 赤ちゃんって見るだけで心がなごみませんか。客席に赤ちゃん、その横では「はいはいレース」をやっていて、「たまひよファミリーパーク」はもう癒やしでしかない空間でした。うちの子も出場させてみたかったです(笑)

――源田選手は、娘さんがおなかにいるときのインタビューで「かわいすぎて家から出せない」とすでに溺愛っぷりを見せていました。実際に生まれてからはどうですか?

衛藤 愛情にギアが入り、「かわいすぎて胸が苦しい」って言っています(笑)。シーズン中はどうしても娘とかかわれる時間が少ないのが、つらいみたいです。

この間、娘を抱っこして「○○ちゃん、パパにチューしたいんでしょ? そっか、それならしょうがないな」と言って、自分のほっぺにちゅっとさせていました。「そっか、そっか。○○ちゃんはパパのことが好きなんだ」みたいなことを1人でやっていています。

――前回のインタビューで、源田さんは娘さんのために、脱毛を始めたというお話もありましたが、現在も続行中ですか?

衛藤 続けています! 妊娠中に私が「娘からかっこいいパパって思われるように、清潔感を大事にするんだよ」って言ったのがきっかけで、スキンケアや脱毛など美容に火がついたんですが、もう娘の影響力・・・、恐るべしですね。

――源田さんは息子さんのときと同様、娘さんの出産にも立ち会って、へその緒を切りたいともはなしていました。出産はプランどおりにいきましたか?

衛藤 ちょうどシーズンオフのときの出産だったので立ち会いはできたのですが、今回は産院の決まりで、へその緒はお医者さんが切りました。

1人目のときの出産では陣痛から生まれるまで30時間くらいかかったんです。夫は2人目もそのつもりで気合を入れていたんですが、予想に反してスピード出産。無痛分娩だったんですが、イメージ的には「1、2、3、ぴょこん」と出てきた感じです。え、もう生まれたの?って、夫もびっくりの、うれしい誤算でした。

妹はやんちゃな兄を冷静に観察しています

――トークショーでは、息子さんは大きめの体格だとおっしゃっていました。源田選手に似て活発なのでしょうか?

衛藤 エネルギーのかたまりで体力もあって力も強い。「ザ・やんちゃ」みたいな男の子に育っています(笑)。まだ2歳ですが、3歳児くらいの体格で、できることも多いんですが、中身は2歳だから危なっかしくて目が離せません。公園では息子と体力勝負です。

この前も、あっという間にロープのジャングルジムに登ってしまい、しかも途中で足を踏みはずして落ちたんです。私もあわてて駆け寄ったんですが、一歩及ばず・・・。でも地面がやわらかかったのと、息子が上手に受け身をとったことでなんと無傷でした!

夫に話したら、運動神経がいい子は受け身がとれるんだよって。それはすごいことだけど、これからどんどん活発になるので、気をつけて見ていないといけないですよね。

――娘さんとお兄ちゃんの関係性も教えてください。

衛藤 お兄ちゃんが騒いだりわーっと泣いたりしても、妹は動じない。肝がすわっている感じです。「あらお兄ちゃんが泣いているわ、大変ね」って、指をちゅっちゅ吸いながら静かに見ていますね(笑)

もう少ししたら、一緒に遊んだりけんかをしたり、きょうだいとしてのかかわりが本格的に始まってきます。親としては、大人になってからもきょうだい仲よく、手を取り合える関係性でいてくれるといいなと思っています。

私自身、兄と弟とすごく仲がよくて、3人の絆が人生の支えになっているんです。何があっても味方だよって言い合える存在がいると心強いんじゃないかな。

――最後に、育児真っただ中の今をどう感じているか、教えてください。

衛藤 子ども2人をいっぺんに抱っこして、ギャーッと泣かれて、いつも自分のことは後回しで・・・。毎日が目まぐるしく、実感はないけれど、きっと尊い時間を過ごしているんだと思います。

というのも、乃木坂46にいたころがそうで、当時は寝る時間もないし、家族にも会えないし、とにかく忙しくて。大変なこともたくさんありました。だけど、みんなで一緒にアイドルとして階段を駆け上っていったときの思い出は、輝かしいものとして心の宝箱の中にしまってあるんです。「乃木坂46の箱」を開けると、キラキラした時間がわーっとあふれ出てきます。

きっと今も同じ。ママがいないと2人は生きていけなかった、子どもたちにとってママとパパが全てだったっていう時間は、振り返ったときにきっと宝石みたいに輝いて見えるんだと思います。てんやわんやしているけれど、育児期は黄金期です。

お話・写真提供/衛藤美彩さん 取材・文/中澤夕美恵、たまひよONLINE編集部

子どもたちの成長がますます楽しみな衛藤さんファミリー。源田選手はオフシーズンに子育てを堪能すると意気込んでいるそうで、夫の溺愛っぷりを見るのも楽しみだと話してくれました。

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