サレ妻の「証拠収集」作戦…LINE、通話録音、“決定的な”レシート、本人の自白 どんな証拠が強いのか?

サレ妻の「証拠収集」作戦…LINE、通話録音、“決定的な”レシート、本人の自白 どんな証拠が強いのか?

●夫のLINEを無断で見たら妻に不利になる?

——通話の録音やLINEの閲覧などは、夫の許可なく取得されたものだと思われます。不倫をされた妻が不利にならないよう、証拠を集めるためにはどうしたらよいのでしょうか。

家庭内で行われたLINEの閲覧について、それが不法行為になると判断されることは実務上ほぼありません。これは、不貞の証拠集めのため、同居している夫の通話を秘密に録音した場合も同様です。

そういった証拠についても、不貞の証拠として使用できる場合は多いと考えます。ただ、やみくもに証拠集めをしても使えない証拠ばかりである可能性もありますし、法的な視点で必要と考えられる証拠を集めるのが効率的です。

どこまで証拠集めをすればよいのかという程度の問題もありますので、弁護士に相談をしながら証拠の収集をすることがお勧めです。

【取材協力弁護士】
林 奈緒子(はやし・なおこ)弁護士
早稲田大学政治経済学部・政治学科卒業。通信会社、損害保険会社勤務を経て早稲田大学法科大学院を卒業し、弁護士登録。大手弁護士法人、法律事務所勤務等を経て、2018年、東京都港区赤坂にて開業。多数の離婚・国際離婚、相続、不動産、交通事故事件を取り扱っている。趣味はキャンプ、スキー(始めたばかり)。2児の母。離婚・男女問題の相談実績1000件以上。初回の相談から解決に至るまで、親身に寄り添い、一貫してサポートしている。離婚特設ページ( https://www.hayashinaoko-lawoffice.com/lp-divorce/ )
事務所名:林奈緒子法律事務所
事務所URL:https://www.hayashinaoko-lawoffice.com/

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「専門家を、もっと身近に」を掲げる弁護士ドットコムのニュースメディア。時事的な問題の報道のほか、男女トラブル、離婚、仕事、暮らしのトラブルについてわかりやすい弁護士による解説を掲載しています。
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