立ち上がることさえできない「産後の母体」ネガティブな思いが押し寄せる

立ち上がることさえできない「産後の母体」ネガティブな思いが押し寄せる

本作の著者・星田つまみさんのお子さんは、分娩時に「新生児仮死」と呼ばれる状態で生まれました。このエピソードはその当時のことを記録したレポート漫画から一部抜粋したものです。出産を終え、分娩台の上で1時間ほど気を失ってしまった星田つまみ(@hoshi.da)さん。貧血で立つこともままならず、なんとか病室へ戻りました。その後横になっていると、ネガティブな思いが押し寄せてきて…。『産声を聞かせて』第12話をごらんください。

©hoshi.da

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「よくがんばった」実母に何度もねぎらいの言葉をかけられた星田つまみさんでしたが、実母が帰り、1人になると一気に思いがあふれます。

「赤ちゃんに障害が残るかも…」「また息が止まってしまうかも…」

こんなときはどこまでも嫌なことを考えてしまうことがありますよね。星田つまみさんとてもつらそうで胸が痛みます。

新生児仮死は、全分娩の2~9%に起きる

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この漫画の著者・星田つまみさんのお子さんは、分娩(ぶんべん)時に「新生児仮死」と呼ばれる状態で生まれました。この漫画はその当時のことを記録したものです。

出生時に、赤ちゃんがうまく呼吸ができていない状態を「新生児仮死」と呼びます。軽症であれば、後遺症は残らないことがありますが、重症仮死の場合は亡くなったり後遺症をもたらしたりすることも。新生児仮死はこの漫画の作者・星田つまみさんにだけ起きたできごとではなく、全分娩(ぶんべん)の2~9%に起きているとされています。

赤ちゃんが仮死状態であるかどうかは、出生直後に「アプガースコア」と呼ばれるもので判定され、状況に応じて治療や処置が行われます。一刻を争う、出生直後の赤ちゃんの異変。医療機関のスタッフの懸命な対応で救われた赤ちゃんがたくさんいることが想像できます。

星田つまみさんも大きな不安に包まれたできごとだったと思います。そんな体験をつづった漫画からは、赤ちゃんが生まれて健康に成長していくことの貴重さを改めて感じることができますね。

記事作成: ママリ編集部

(配信元: ママリ

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