イカ・タコ・カニは猫にとってなぜ危険? 獣医師が解説!

イカ・タコ・カニは猫にとってなぜ危険? 獣医師が解説!

消化不良や食中毒にも注意!

なお、イカは独特の歯応えがあるため、猫があまり噛まずに飲み込んでしまうと、消化不良を起こす可能性があるほか、イカの内蔵に寄生している寄生虫アニサキスによる食中毒の心配も。このようなことからも、猫にイカを与えるのは危険と考えられているのです。

タコを猫に与えると危険な理由

生のタコにもチアミナーゼが含まれています。そのため、猫にタコの刺身などを少量でも与えると、ビタミンB1欠乏症を引き起こして、めまいやふらつきなどの神経症状があらわれるおそれが。最悪の場合、死に至ることもあるので、猫に生のタコを与えるのはやめましょう。

《加熱してもタコは危険な食材》
チアミナーゼは、加熱するとその働きが失われるといわれていますが、ゆでて硬くなったタコを猫が食べると、消化不良を起こす可能性も。たこ焼きに入っているような大きさのタコでも、与えたり盗み食いが起こったりしないように注意してください。

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