M-1グランプリ「審査員増員」で「令和ロマンの連覇が近づいた」理由!

 今年で20回目となる漫才日本一決定戦「M-1グランプリ2024」の決勝大会が12月22日にテレビ朝日系で放送される。

 ダウンタウン・松本人志が芸能活動休止から復帰を果たせていない中、注目されていたのが審査員の行方だ。

 12月15日に放送された「M-1グランプリ20回記念俺たちだって面白い!1万組のエントリー物語」(テレ朝系)で今年の審査員を発表。

 松本のほか、山田邦子と富澤たけしも抜けて、若林正恭、山内健司、塙宣之、博多大吉、笑い飯・哲夫、中川家・礼二、柴田英嗣、海原ともこ、石田明が審査を担当するという。

 お笑い関係者が解説する。

「大御所である松本と山田がいないことで、審査メンバーの『現役感』がより高まった印象。いずれもネタに関して確かな見識を持っているので、公平な審査が期待できるのではないでしょうか」

 従来の「7人体制」から2名増えて「9人体制」での審査となる今年のM-1。審査員の増員についても同関係者は「視聴者にとっても納得できる結果につながるのではないか」と評価する。

「近年のM-1では90点台がベースのハイレベルな戦いとなっていることもあり、審査員ひとりが低得点をつけただけで脱落の可能性が高まる傾向にあった。今年は審査員が2名増えたことで、こうした波乱が起こりにくく、さらに客観的な評価となるはずです」(前出・お笑い関係者)

 より実力が反映される「9人体制」によって、同関係者は「昨年のチャンピオンである令和ロマンの連覇が近づいたのでは」と指摘する。

「総合的な完成度では今年も令和ロマンが群を抜いている。お笑いファンの間ではトム・ブラウンや真空ジェシカなど『ハマれば優勝できるコンビ』に注目が集まっていますが、審査員の増員が“超実力派”の令和ロマンを後押ししそうです」(前出・お笑い関係者)

 波乱は起きるか。

(塚原真弓)

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