芸人のくわばたりえさんと小藪千豊さんがYouTubeチャンネルでコラボ。育児論を語り合う場面がありました。
■「パパに言うで、というフォークボール」
くわばたりえさん行きつけの居酒屋でトークを繰り広げる二人。すると、くわばたさんのスマホに長女から着信が。
漏れ聞こえてくる会話は、「お母さんは、お兄ちゃんに皿洗いなさいって言ったんだよ。お兄ちゃんに代わって」……どうやら、長男に頼んだ皿洗いが、長女に押し付けられていたようです。
それを聞いた小藪さんは電話を代わり長男を猛説教。「君が皿洗え言われたんか。それは事実か。ほんなら洗おう。それだけの話や。どう思う」と淡々と話し、「サッカーできるのは誰のおかげや」「働かざるもの食うべからず。皿洗った後に10回(その言葉を)書いて寝え」と電話を代わりました。
すると長男はくわばたさんに電話を代わったあと、「いまの誰だったの?」。知らないおじさんからいきなり怒られたらそれは衝撃ですね。しかし電話はここで終わらず、次に長女が「部屋片づけたくない」と言い出し、再び電話を小藪さんにバトンタッチ。ここでも小藪さんは「働かざるもの食うべからず」論を繰り出し、「今の生活を当たり前や思うな」とこんこんと伝えていました。
なかなか口調は厳しめな小藪さんですが、普段、東京で仕事をする機会が多く、家族は大阪ではなればなれ。子どもたちは妻が主にみてくれているため、「パパに言うで、というフォークボールを嫁さんに持たさなしんどいやろ思ったから」と、あえて厳しく接して「パパは怖い存在」ということを強調しているといいます。
大前提として小藪さんが子どもたちを厳しく育てるのは、キチンと大人になってほしいから。「子ども育てるって、社会に大人として送り出すわけやん。かわいい~♡ なんてインスタにあげるためだけじゃない」と考えを明かしました。
最終的に、小藪さんと妻が亡くなって雲の上から大きくなった子どもたちの様子を見たとき、まわりに愛される人間であってほしいという小藪さん。
「まわりに迷惑がられてるやつであってほしくない」「大谷選手みたいになってほしいとか東大入ってほしいとかいろいろあるやろうけどそんなんじゃない。最終的に、自分で金稼いで家賃払って素敵な伴侶もできればおってほしい、友達にも仕事場でも必要とされてちょっぴり社会貢献ができてる、健康で趣味とかちょっとエンジョイ、があったら、もうええ。それが(自分の子育ての)ゴールかな」と語りました。
■子どもを叱るとき一番気をつけたいこと
子どもにルールをちゃんと守ってほしい、思いやりを持ってほしい、自分の頭で考えて動けるようになってほしい……子育てのフェーズが進むにつれて、子どものしつけや叱り方に悩む保護者は増えていきます。
子どもを叱るとき親として一番気をつけたいことは、その子の人格を否定するような言い方をしない、ということです。言動ではなくその子そのものを否定するような言い方をしたり、「勝手にしなさい」「もう知らない」と突き放すことは、親への信頼を損ね、親子関係に禍根を残しかねません。
また、しつけとして子どもに暴力をふるうことは、どのような理由があれ決してしてはいけない行為です。それは、すでにしつけではないということを心に刻みましょう。叩かれた子どもは、体以上に心が深く傷つきます。恐怖心や反抗心を植え付けるだけで、親が本当に伝えたいことが伝わらなくなってしまう場合も多いでしょう。体罰は教育的な効果がないだけでなく、子どもを萎縮させ感情を上手に出せなくなる可能性もあります。
また悪いことをしたときに叱るのであれば、良いことをしたときはちゃんと褒めることが大事です。そうするためには子どものことをよく見ている必要があり、必然的に「この子は何を考えているんだろう」「どういうふうに言えば伝わるんだろう」と我が子への接し方のコツを理解することにつながります。
参照:
(マイナビ子育て編集部)
配信: マイナビ子育て
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